物質を構成する基本粒子

物質を細かく割って行くとどうなるのだろうか?

分子から、原子、そして原子核とその回りを飛びかう電子になるという所まではたぶん聞いたことがあるだろう。

  • 原子の大きさは約 1億分の 1cm(0.1ナノメートル)。
  • 電子は少なくとも 1億分の 1cm のそのまた 1億分の 1より小さく構造は見えていない。
  • 原子核は、原子の 10万分の 1 程度の大きさしかないが構造をもっており、陽子と中性子でできている。

陽子と中性子は、原子核を作る粒子なので核子と呼ばれる。核子はさらに内部構造を 持っており、クォークと呼ばれる粒子3つからできている。

図ではあたかも大きさを持っているように描かれているが、電子と同様、クォークにも構造は見えていない。大きさがあるとしても 1億分の1cm のそのまた 1億分の1より小さいことまでは分かっている。

まめ知識:大きな数、小さな数の表し方

大きい数字を表す時に、たとえば 1億なら 108 と書く。これは 10 を 8回かけた数という意味。逆にすごく小さい数を表す時、例えば 10-8 とか書く。これは、10 を 8回かけた数、つまり、1億で 1 を割った数:1/100000000 という意味。
もっと詳しく知りたい人は こちらを参照のこと。