電磁気力の場合

力の粒子は真空偏極により瞬間的に粒子・反粒子対に化ける。すると力を伝達する力の粒子が減り力が弱くなる。

例えば、電子から投げ出された電磁気力の力の粒子である光子は真空偏極により瞬間的に電子・陽電子対に化ける。光子が飛ぶ距離が長いほど化ける確率は高い。
従って、お手玉の光子の数は、電子を見る距離が大きいほど(エネルギーが低いほど)減り、力の強さ(結合定数)は小さくなる。

これは、真空が電子・陽電子に偏極して誘電体のように電荷を遮蔽するため見かけの電荷は遠くに行くほど小さく見え、近づくほど大きく見えると解釈することもできる。よって、真空偏極による遮蔽効果と呼ばれる。