大きな数、小さな数の表し方

大きな数字を表す時、例えば 1億なら 108 と書く。これは 10 を 8 回かけた数: 100000000、つまり 1の後に 8つゼロが続くということ。「じゅーのはちじょう」と読む。最後の「じょう」は「乗」、つまり、加減乗除(足し算、引き算、かけ算、割り算)の「乗」でかけるという意味だ。

逆にすごく小さな数を表す時、例えば 10-8 とか書く。これは、10 を 8回かけた数、つまり、1億で 1 を割った数:1/100000000 という意味だ。「じゅーのまいなすはちじょう」と読む。そこで 1億分の 1cm を 10-8cm と書くわけだ。

また、最近、ナノテクノロジーとかナノメートルとか、「ナノ」という言葉をよく聞く。ナノメートルは、nano meter で単位としては nm と書く。ナノは 10-9、つまり 10億分の 1 のことなので、ナノメートルは 10億分の 1 メートルのことになる。

つまり「nm」は、「nano」+「meter」ということだ。実は、センチメートル cm も同じ理屈だ。センチメートルは「centi」+「meter」で、centi は 10-2 で 100分の 1 ということ、つまり、1mの 100分の 1 ということだ。mm もしかり。これは、「mili」+「meter」で、「mili」は 10-3 だ。

以下に代表的なものを並べた。1000倍ごとにならんでいることに注意。例外の 「centi」は、表からは除いてある。

Exa Peta Tera Giga Mega kilo mili micro nano pico femto atto
エクサ ペタ テラ ギガ メガ キロ ミリ マイクロ ナノ ピコ フェムト アト
1018 1015 1012 109 106 103 100 10-3 10-6 10-9 10-12 10-15 10-18