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軸を log にしたい

軸をリニアースケールで表示するか、 log スケールにするかは、 表示だけの問題であるので、 プロットの表示されるキャンバスの区画(${\tt TPad}$ オブジェクト) の属性である。 そこで、スケールの変更は ${\tt TPad}$ のメンバー関数を使って行なう。 ${\tt i}$ 番目の区画にあるプロットの Y 軸を log スケールに 変更するには


  c1->cd(i);                            // i 番目の区画に移動
  gROOT->GetSelectedPad()->SetLogy();   // Y 軸を log に
とすれば良い。 もとに戻すには

  gROOT->GetSelectedPad()->SetLogy(0);   // Y 軸をリニアーに
とする。 しかし、こんな面倒なことを手で打つ必要はない。 問題の ${\tt TPad}$ のすみのあたり(プロットの中ではダメ)を、 マウスで右クリックすればコンテクストメニューが現れ、 グリッドのあるなし、log なのかリニアーなのか、 ティックマークの調節などなど、 そこで見栄えに関してやりたいことのほとんどができるのだ。


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Keisuke Fujii 平成12年12月22日