11/29のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ
日時:11月29日、木曜日、午後4時より
場所:3号館7階725号室
出席者:田内、東(KEK)
以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。
-----11月29日 meeting :午後4時〜5時
1. 測定器開発室11月例会議での中間報告、田内
発表ファイル : PDF (27 pages, 7.6MB)
席上のコメントが以下のようにあった。
- 抵抗値の10MΩで2kVの電圧をかけると、0.4Wの消費電力となる。気泡がでるのではないか。
- cathode用の電極はメッシュ板である必要はない。
- それぞれのPADごとのゲイン(感度など)の較正をどうするのか。
- パッドの材質のG10はアウトガスの問題があると思われる。
- HV用抵抗はガラス抵抗がよい。
- ハードウエアの準備はどこまでできているのか。12月中に液体キセノンでのテストは可能か。
- ガスでTPCのテストする意味があるのか。
- 今回、テスト結果がなくreviewがしにくいので、来年1月にテスト結果を含めた発表をしてほしい。
- Q : 宮島さんより抵抗のアウトガスが気になる、ガラス抵抗を用いる方が良いという指摘があった。
- A : ガラス抵抗について検討する。場合によっては宮島さんに相談。(東の課題)
- C : テストスタンドなどの準備や抵抗値をいろいろと準備して検証を行う。
- Q : grid と anode pad のギャップについて
- Q : 一般に3mm間に6kV/cm以上(ドルフト領域の3倍程度)かけないとメッシュを透過しない
- A : 佐賀大(青座)に計算依頼を検討
- C :『有効電荷』の謎についても報告したが、やはり謎が残るようである。
謎は、エネルギー分解能が有効電荷の統計誤差よりはるかに悪いこと。
- Q : 宮島さんによる温度揺らぎ起因説の検証法は何か。
- A : 液体キセノンの温度調整能如何で検証可能かもしれない。(田内)
ex. 液体キセノンの一様性を保ち、固体になる寸前にできるかなど
- A : 基本性能評価および揺らぎ起因説の検証を行い学会にまで持って行きたい(東)
- C : 有効電荷量とエネルギー分解能の温度依存性、ドリフト速度の検証(東)
2. 今後の作業計画のまとめ、田中
(本人は出張のため不在で、電子メールで送られてきた。)
- Q : フィードスルーに関しての議論がない
- A : どれを用いるか、フランジの付け方などの提案を考えてみる(東の課題)
meeting後、田中よりフィードスルー検討のemailが届いた;
信号、PMTのHV用(ベーカブルタイプ;BURNDYタイプなのですぐ使える)
http://www.cosmotec-co.jp/product/va/dtn/s_j/22pin.html
http://www.cosmotec-co.jp/product/va/dtn_index2.html
TPC HV用(SHVなのでとりあえず手持ちのHVモジュールでもすぐ使える。10kVまでは?)
http://www.cosmotec-co.jp/product/va/dtn/s_j/shv-jj-f.html
以下のような気合の入ったものは必要になってから考えます。
http://www.kyocera.co.jp/prdct/semicon/vacuum/feedthru_j.html
3. 実験室に関して
11月29日の実験室の写真はここに有ります。
- C : 12月より使用可能で、液化システムの構築が行われる。
- C : 東は実験室に常駐が望ましい。
4.その他
- C : CAMACのReadOut等データ処理のソフトウエアを横浜国大にお願いしたい。