日本のILC物理測定器グループのページにようこそ!
初めに
国際リニアコライダー(ILC) は、今現在(2019年3月)日本政府が誘致を検討している電子・陽電子コライダーです。
ILCの目的は、誕生直後の宇宙で起こっていた高エネルギー反応を実験室内に再現し、自然を構成する基本粒子とその間の相互作用を解明することです。
特に、まだその性質に多くの謎が残っているヒッグス粒子やトップクォーク等を精密に測定することで、誕生直後の宇宙に働いていた未知の新しい物理の効果を暴き出します。ILCは、また、ノイズの少ないクリーンな環境を活かして、他の加速器では発見が難しい、様々な標準理論を超える理論が予言する新粒子の直接生成による探索を行います。
ILC 概要図 by Rey.Hori
日本におけるILCに関する研究活動
ILC計画には、多くの日本の大学/研究機関が参加しています。
これらの活動は、ILCでの物理の検討、加速器、測定器、周辺施設の設計、実験シミュレーション、データ収集や解析のためのソフトウェアの研究開発、計画実現に向けた様々な計画推進活動が含まれます。
これらの活動を、世界の研究者グループと共に進めています。ILCは、地球規模の真に国際的なプロジェクトです。
ILCに関わる日本の大学/研究機関
岩手大学、岩手県立大学、東北大学、KEK、ICEPP、IPMU (東京大学)、早稲田大学、工学院大学、信州大学、日本歯科大学、京都大学、大阪大学、近畿大学、広島大学、九州大学、佐賀大学、...