2014, 5/30のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:5月30日、 金曜日、午後1時30分より
場所:3号館5階会議室
出席者:笠見、田内(KEK)、濱西(横浜国大)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

XEMIS2シミュレーション進捗状況、濱西

ファイル:pdf

PMTシグナルからのシンチレーション光の発生点の再構成のアルゴリズム構築のため、錦戸氏のJJAP論文とMEGの西村氏のD論を読み進めている。 今回はそれぞれの短いreviewを行う。その詳細は添付のファイルを参考してほしい。 錦戸氏JJAP論文ではTOFについての詳しい説明があり、このTOFも検討の対象としたい。西村氏D論では位置再構成の方法の詳細が書かれているが一部理解できないところがある(添付ファイルの20,23,24ページ)。MEGグループメンバーでもある三原さんに聞いてみたい。

クラスタリングについても検討したいが参考論文があれば教えてほしい。

C 田内 : PMTシグナルの重心から位置情報を得るとき、PMT集団をまず決めなければならない。この集団決定をクラスタリングと読んでいる。シンチレーション光の二つ以上の発生点が接近している場合、一般に三つの集団が重なる。この重なった状態を三つのものに分解する必要がある。実際のクラスタリングは実験ごとに最適化が違う。
C 濱西 : 秋の物理学会の講演をこの研究課題で申請した。
C 田内:一般にソフトウエアのdebuggingは予想以上に多くの時間がかかってしまうことが多い。そのため、できるだけ早めにソフトウエアの作成を進めたほうがよい。

APDの試験等、田内

ファイル:jpg

Windowless APDの液体キセノンでの動作後の急激な変化を調査するために、241Am-NaI光パルサーを光源とする通常のAPDのテストベンチ試験を行った。添付ファイルのように、Vincentの結果をひじょうによく再現している。このsetupでWindowless APDの試験を行う予定である。

予冷システムの現状、笠見

修理(一部改良)のため会社で試運転を行った。窒素ガスを用いて、-100℃までの冷却試験を行った。結果は良好で来週(6/4)に再入荷の予定である。入荷後、chamberとの接続等のためにしばらく時間が必要である。MEGのためにも同方式の予冷システムが検討されているので、できれば共同作業で進めて行きたい。

サマーチャレンジの予行演習、濱西

サマーチャレンジの予行演習を7月14日の週に行う予定である。
C 笠見:キセノンの液化は一日のみの作業で午後5時までに回収できるようにスケジュールしてほしい。
C 笠見:演習の場所として向いの建物の多目的室を予約した。

以上。