2011, 2/24のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:2月24日、木曜日、午後4時30分より
場所:開発棟会議室 (208)
出席者:佐伯、三原、笠見、田内(KEK)、千葉(東大)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

進捗状況、笠見、田内

2/2 16:00から精製・液循環を開始した。それ以来のPMT1と2のシグナル平均値の推移(1時間おき)をRunlog ID192に示した。2/7 11:00にガス循環に変更したところPMT1シグナルの増加があったがしばらくすると減少に移った。そこで、2/15 14:00に液循環に再変更した。このとき、バッファータンク入り口のゲートバルブを狭めたところ、PMT1シグナルの顕著な増加があった。chamber内からよりもバッファータンクからのキセノンを純化していたようだ。このタンクの入り口にバイパスラインを設けそこに弁を取り付け、chamber側が高圧になったときタンクにキセノンガスがいくようにしたい。また、PT冷凍機のコンプレッサーを増強して循環ガスの流量を少なくとも倍増したいが、温度調整用のヒーターの電源パワーが小さい。これもパワーアップしたい。(笠見)

下の4つの2SK152使用の新ドーターカードのテスト結果を電子ログ:Electronics ID=54に報告した。

  1. C3=C4=1pF, C5=C6=0.1pF, R3=R4=1GΩ :ゲイン
  2. C3=C4=2pF, C5=C6=1pF, R3=R4=100MΩ : 浮遊容量
  3. C3=C4=1pF, C5=C6=1pF, R3=R4=100MΩ : ch間の違いの再測定
  4. C3=C4=1.0pF, C5=C6=0.5pF, R3=R4=200MΩ :ゲイン
これらのカードをA250プレアンプに接続してテストパルス(50Hz、方形波、振幅=0.7mV〜5mV、6,250電子数/mV)を入力し、それぞれの出力をプロットした。予想通り、2と4は重なっており、1は3の約4倍の出力である。また、入力振幅の0.7mV時の出力をみると、1のみ、はっきりと出力を確認することができる。また、プレアンプ出力をポストアンプのCAEN製N568B(最大ゲイン, shaping time=2us)に接続し、そのテストパルス出力もプロットした。この場合、1は3の約6倍のゲインであった。この結果から、できるだけ少ない電子数まで検出するため、C3=C4=2pF, C5=C6=0.1pF, R3=R4=1GΩの条件で実装することにした。ここで、C3,C4を2pFにしたのはカード上の浮遊容量のテストパルスへの影響を少なくするためである。新ドータカード(12枚)は来週中に納入される予定である。
Q : 2SK152を選んだ理由は何か。
A : A250とも相性がよいこと。現在使用中のチップタイプBF862はダメージを受け易い。
2/18(金)に16ch A250 NIMモジュールが入荷した。そのテスト結果を電子ログ:Electronics ID=55に報告した。先ず、16個のA250のリード線の長さを切りそろえてソケットに挿入し、テストパルス(振幅25mV, 50Hz, 方形波)でその出力をチェックした。16chともOKであった。このテストの時、pad15と16に50Hzの大きなノイズがあった。特に、pad15は他のchも影響を受けるため、入力していない。pad 1, 10, 11の3個からシグナルがなく、ドーターカード(BF862)が不良となっている。

16chのPADシグナルをCAEN製568BでshapingしてFADC(外部20MHzクロック)でreadout出来るようになった。宇宙線トリガー(PMT1と2を31dB小さくし、プラスチックカウンタとの3-fold coincidence)とPMT1&2の2-fold coincidence ( Alphaトリガー)で200eventsデータ収集し、結果をRunlog ID=193に報告した。明らかに違いが見え、宇宙線データからAlphaデータを差し引けばシグナルが見える。(Alphaデータにはシグナルが見えない。)

エンドプレートの強度試験準備、佐伯、笠見

ファイル:pdf (6ページ,228KB)

強度試験にほぼすべての必要なものがそろった。ICF152フランジにセラミック板(50x50x3.5tmm3)を取付けるための穴加工をKEK工作センターに出す。 また、監視用のUSBカメラを購入することとなった。

今後の試験と次回実験の予定

来週、液体キセノンを回収し、chamberを開放し、新ドーターカードへの交換、ノイズ対策を施したい。これと平行して、キセノン循環の流量増大のための配管等改造も行いたい。 TPCのanodeから1cmの電極にワーヤー状のαソースを設置したい。このソースで液体キセノンの純度を電荷シグナル(1cmドリフト)からモニターすることができる。配管等改造を優先して、回収日時を決めることにした。

その他

学会発表の準備のために、東君が2/27-3/2と3/13-16の2回来所する予定である。千葉君は3/1から学会直前までPSIに滞在予定である。

次回の定例会議は東君の1回目の来所に合わせて、3/1(火曜日)の午後(13:00 - 16:00 )に行いたい。

以上。