2010, 9/16のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:9月16日、木曜日、午後4時より
場所:実験棟多目的室
出席者:三原、佐伯、真木、田内(KEK)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

進捗状況、田内

9月13日のメモそして電子ログを参照しながら報告した。

液がたまったのはこの日のお昼頃であった。その後、PMT2本でシンチレーションを確認した。(α線ソースによる)光量はガス中に比べて10倍以上大きいので、ゲイン10倍のPMTアンプを取り除き、PMTのHVをほぼ同じ出力となるように設定した(PMT1=670V, PM2=550V)。TPC cathode HV=-2.5kV, anode HV=+300Vで、アノード中央にある4個のPAD(no.6,7,10,11)のシグナルをA250preamp -> N568Bで見たが、シグナルは見えなかった。その後、テストパルスチェックを行った。このとき、GND preamp出力も見たところ、発振していた( これはN568B出力であったことがを後で気づいた)。

(N568B出力を見ながら)発振対策を行った。いろいろの試行錯誤の後、この直前に『止めること』ができた。その対策はGND preampの前段と後段アンプとの間に入れた位相補償用のコンデンサー Cc=470pFに120Ωの抵抗を並列に追加したものであった。

meeting後、発振が止まっていたのはN586B出力でGND preamp出力ではまだ発振していることがわかった。この発振対策は週末に行う予定である。(最新結果は電子ログを参照のこと)

今後の予定

これから今年度末までの予定を議論した。目標は、12月末までに16ch PADからの電荷シグナル、シンチレーションシグナルをデータ収集、解析を行い、TPCの基本性能(グリッドの電荷透過率、ドリフト速度、液体キセノンの純度など)、そして、エネルギー分解能等の測定結果を得ることである。できれば、それらの結果を2011年春の学会で(学生)発表できるとよい。

来週から、キセノンの純化循環を開始し、シンチレーション光量等を見ながら、純度をモニターしたい。10月中旬には電荷シグナルが見え出すことを期待している。

これらの予定をスケジュール表にまとめる(三原)。

その他

次回のmeetingは再来週(9/30)に行う予定である。

以上。