2009,4/9のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせ・グループ内レビューのメモ原稿

日時:4月9日、木曜日、午前10時より
場所:3号館4階425号室
出席者:宮島(レビュワー)、森(東京大)、中村(横浜国大)、幅、真木、田中、春山、佐伯、三原、東(佐賀大、D3)、田内
欠席者:海野(レビュワー)、杉山(佐賀大)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

昨年度(平成20年度)の進捗状況のグループ内レビューを行い、今年度(平成21年度)の予定等を議論したい。特に、大学(東京大、横浜国大、佐賀大、他)からの積極的な参加をお願いしたい。

平成20年度液体キセノングループ報告、田内

ファイル: PDF(47ページ、12.4MB)、レビュー後の追加 PDF(2ページ、884KB)

purityに関しての補足です。
3/31 - 4/8までのalpha sourceのcharge signalから、purification開始以来の時間(分単位、t)の関数として不純物量(purity)を求めると、
Purity(t)=770*EXP(-0.00136*0.01*t) ppb 、t in minutes .

ここで、0.00136 = 1.1/1.5/539 で、ガス循環速度=1.1リットル/分、全液体キセノン量=1.5リットル、ガス/液体(1気圧)=539です。 0.01はpatch factorで、純化とout gas, leakをconvoluteするものと思われます。

この式によると、3ヶ月後に、signal pulse heightは70mVになります。これは、0.085MeV相当で、約30%の電荷が検出されます。τ=4.3usecで、purity=149ppbです。

さらに、レビュー後の補足:今回の真空、ベーキング、循環・精製の作業を、3月4日付けの春山さんからのメールと実験ノートから整理しました。

真空度の6.8x10-3Paに到達後、真空ビルドアップ(10分間)試験を行い、チェンバ内層外面とフレキ配管のベーキングを開始した。ベーキンングの設定温度は、それぞれ、40℃と50℃であった。チェンバー内の温度センサーによる温度は30℃であった。この温度設定はPMTの保証温度が60℃であることを考慮し安全計数を見て決めた。ベーキングの時間は、チェンバ内層外面では2/2 11:38 - 2/4 14:32まで(約2日間)、フレキ配管では2/2 11:38 - 2/2 15:37(4時間)であった。  

その後、2/2 16:13からキセノンガスをゲッターを活かし、2/6 11:42の冷却開始まで循環させた。つまり、約3日半の間、キセノンガスで循環精製を行った。

2/7 9:00ころ液がたまり定常状態となった。

その後の循環精製の詳細は上のファイルの1ページ目を参照して下さい。 『これらの操作と光量データの変化との相関を調べる』ことを春山さんから依頼されていました。2ページ目にその結果を示します。 これによると、液相循環精製の流量と光量変化率に明確な相関がありました。1.6L/minの場合、1.1L/minに比べて、2.06倍高い光量変化率を示している。これは、流量比の2乗の2.1と同程度である。1.6L/minから1.1L/minへの再度変更後、光量変化率は元の値になっている。(3/7には光量が飽和しています。)

この結果をそのまま採用すると、液相循環精製時、2倍の流量で『純化速度』が約4倍上げることができます。

液体キセノンPETの読み出しについて、田中

ファイル: pptPDF(22ページ、2MB)

液体キセノンTPC検出器によるXENON,ZEPLINなどの実験のまとめ、東

ファイル: pptpdf(23ページ、4MB)

サマーチャレンジ

午後に議論を行った。この議論の内容は中村(横浜国大)がまとめられた(PDF)。

その他

以上。