2009,2/12のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:2月12日、木曜日、午後5時30分より
場所:先端計測実験棟多目的室
出席者:東、田中、春山、三原、田内

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

TPC進捗状況(田内)

2/6(金)の午前から液化を始めた。2/7(土)液が溜まっているのを確認後、シグナルを観察した。PMTのHVを二つとも800Vにした。シグナルの波高はともに200mV程度で、PMT1の方が若干大きかった。これでコインシデンスは200Hz強あった。TPC-HV=0Vのまま、Pre-Ampの出力を見たところ、120ns間隔(8.3MHz)にpeak-to-peakで700mVのサイン波が観測された。

このノイズ対策のために、チェンバー内と同様のFET(2SK152)とfeedback C(1pF)/R(100MΩ)のテストボードを作成することにした。

議論ではFET (2SK152、ソニー製)の液体キセノン中での動作についてのいろいろのコメントがありました。

A250のapplication manualには、"As the temperature decreases, the detector leakage current and noise decreases. Also, the gm of the FET increases. This results in a larger signal to noise ratio. In most FETs the gm stops increasing at approximately -140 C (133 K), because of freeze-out of the dopant of the semiconductor material. ....... In many experiments requiring cooling, the detector is placed at the LN2 temperature, and the FET is placed further away or heated, so that its temperature is near 133 K. Example of FETs used in experiments requiring cooling are: 2N4416, 2N6451, 2SK152, 2N6550, and 2N3823."とある。

シミュレーションとASICチップの進捗状況(東)

ファイル:ASICチップの仕様 ppt, pdf ( 11ページ、436kB)

TPCのシミュレーションをGEANT4とGarfieldで行うように準備している。特に、Garfieldはガスチェンバーようのプログラムのため液体キセノンのパラメータとγ線反応の物理を調べている。

ASICチップは来週入荷する予定である。入荷後のテスト用ボード(PCB)の詳細はKEK常駐のBBテクノロジーの浅井さんと相談する。これらテストボードをエレクトロニクスシステムグループより借り、液体窒素で温度を調整して動作を確認したい。

その他:予定

2/13(金)午後にノイズ対策を集中的に行う。東はGEANT4について田中と打合せを午前中に行う。

以上。