1999/08/29    VRML 2.0 Browser (VRwave-0.9)

測定器関系の仕事が一段落したので解析プログラム開発にもどる。デバッグに手こずる。疲れてきたので、JIT つきの JAVA が使えるようになったことだし、息抜きに VRML 2.0 ブラウザー VRwave を入れる。

[1] 準備(JDK-1.1.8-v1, Mesa-3.0)

VRwave を動かすには最低限 Java の実行環境(JRE)が必要。VRwave をビルドするには JDK の全てが必要。JDK の導入に関しては 19990824 を参照。Mesa に関しては、まだ入れてなければ、Mesa-3.0-1a.ppc.rpm 、ソースから VRwave を作りなおす場合には、Mesa-devel-3.0-1a.ppc.rpm も "rpm -ivh" で入れる。

[2] VRwave-0.9

VRwave のソースは ftp://ftp.iicm.edu/pub/VRwave/vrwave-0.9/VRwave-0.9-src.tar.gz より手に入る。コンパイルには、多少のソースファイルの変更が必要である。そこで LinuxPPC 用の私家版パッチを用意した。ビルドの手順については、私家版の SPEC ファイルを参照。また、私家版の起動スクリプトも用意した。これらを使ったバイナリーパッケージは、
vrwave-0.9-1a.ppc.rpm
また、対応するソースパッケージは
vrwave-0.9-1a.src.rpm
である。使い方は、
$ export PATH=$PATH:/opt/vrwave/bin
$ vrwave
などとした後、/opt/vrwave/test/samplefiles にあるサンプル wrl ファイルなどをファイルオープンダイアログから選んでテストする。コマンドラインに
$ vrwave /opt/vrwave/test/samplefiles/teapot.wrl
のように直接ファイルを指定することもできるので、ネットスケープの VRML2.0 用のアプリケーションに登録することもできる。Netscape 用のプラグインは、サポートされていないようなので試していない(作ってもいない)。まだしっかりテストしたわけではないが、そこそこ動作する。上の例ではこんな感じ。さらに、テクスチャーを貼り付けるとこんな感じ。


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