Descriptions of the Current Directory
-
日本語化された Tkmail
English Page is here.
新着情報
- Jul 10, 1999: jp-tkmail-4.0beta9-2i
バグの修正。
- Jun 16, 1999: jp-tkmail-4.0beta9-2f
閉じ括弧がないと怒られる問題を解決するために日本語パッチを更新しました。
- Jun 13, 1998: jp-tkmail-4.0beta9-2e
kinput2 関連のキーバインディングを tkbind/kinput2.tcl
に移動しました。その結果 .tkmail4rc 内での kinput2
関連の設定が不要になりました。
- May 17, 1998: jp-tkmail-4.0beta9-2d
pre-DR3 で RPM 再作成。
- Dec 21, 1997: jp-tkmail-4.0beta9-2C
サブジェクトのないメールを受け取った場合の問題を修正しました。
DR2.1updat6 で RPM を作成しました。
- Oct 24, 1997: jp-tkmail-4.0beta9-2B
フォーワード時の問題を修正しました。
DR2.1upda5 で RPM を作成しました。
- Sep 29, 1997: jp-tkmail-4.0beta9-2A
ヘッダー部の送り主の名前に半角英数と全角日本語とが
混ざっている場合に、コラム配置が乱れる問題を修正しました。
- Sep 26, 1997: バグの修正です。
- Sep 24, 1997: jp-tkmail-4.0beta9-1A
ヘッダー部での iso-2022-jp エンコーディングと
デコーディングができるようにパッチをあてた最初のバージョンです。
日本語化の詳細は後述します。
- Jun 10, 1997: kinput2 による日本語入力のみを可能にした初期バージョン。
ファイル
このディレクトリーには "tkmail" 関連のファイルを置いてあります。
SOURCES : パッチなど
SPECS : SPEC ファイル
jp-tkmail-4.0beta9-2i.ppc.rpm : バイナリー RPM
jp-tkmail-4.0beta9-2i.src.rpm : ソース RPM
README.html : このファイル
注意: これはベータテスト中です
オリジナルの tkmail-4.0beta9 はその名前が示唆するように
ベータテスト中のソフトです。ただし、私が使っている限りでは、
快調に動いています。私家版日本語パッチは、かなり原始的なもので
こちらにはバグの可能性が大いにあります。問題を見つけた場合には、
オリジナルの作者に直接メールしないようにお願いします。
バグレポートは私宛(fujiik@jlcuxf.kek.jp)にして下さい。
いずれにせよ、このパッケージで生じた損害に関して責任は負いかねますので、
いつものように自己責任でお使い下さい。
インストール手順
まず、まだ入れてなければ、日本語化された tcl7.6/tk4.2 を入れます。
- # ls
- jp-tcltk-7.6p2_4.2p2-2b.ppc.rpm
- # rpm -Uvh jp-tcltk-7.6p2_4.2p2-2b.ppc.rpm
後は、
- # ls
- jp-tkmail-4.0beta9-2i.ppc.rpm
- # rpm -qpl jp-tkmail-4.0beta9-2i.ppc.rpm
でパッケージの内容をチェックして下さい。
問題がなければ、
- $ su
- # rpm -Uvh jp-tkmail-4.0beta9-2i.ppc.rpm
でインストールします。
注意:
すでに以前のバージョンの tkmail-4.0 を入れていて、
ホームディレクトリーに .tkmail4rc がある場合にはその編集が必要です:
- $ vi ~/.tkmail4rc
- .....
- set mf(headlist-format) {%-20.20F %3m %2d %-5.5h %4l %-1000.1000s}
- .....
そうでなければ、
- $ cp /usr/local/lib/tkmail4/example.tkmail4rc ~/.tkmail4rc
として設定ファイルをコピーすることをお勧めします。
後は
- $ tkmail4
で使えるはずです。幸運を祈ります。
補足
もし、"blt_bell" が見つからないというエラーが出る場合には
~/.tkmail4rc の中で
"blt_bell 80" を "bell" に置き換えて下さい。
日本語化に関する覚え書き
- コンパイラーフラッグ
日本語化された Tcl/Tk の機能を使うために
-DKANJI と -DKINPUT2 のフラッグを立ててコンパイルします。
$ vi Config.mk
- CFLAGS = -O -DKANJI -DKINPUT2
- TK_INC = -I/usr/local/include
- TCL_INC =
- TK_LIB = -L/usr/local/lib -ltk4.2jp -ljpeg
- TCL_LIB = -ltcl7.6jp -lm
- スクリプトの変更
$ vi scripts/tkmail
- kanji internalCode JIS
$ vi scripts/viewer.tcl
- set mf(headlist-format) {%-20.20F %3m %2d %-5.5h %4l %-1000.1000s}
-
- source $mfp(bindlib)/kinput2.tcl
$ vi scripts/compose.tk
- 以下のような subject や from で iso2022jp を扱うための多くの修正:
- set cursubj [mfv_util jpdecode "$cursubj"]
-
- set subject [mfv_util jpencode "$subject"]
-
- set fromline [mfv_util jpencode $fromline]
$ vi tkbind/kinput2.tcl
- # For Japanese Input
- bind Text {kinput_start %W over}
- bind Text {kinput_start %W over}
- bind Text {kinput_start %W over}
-
- bind Entry {kinput_start %W}
- bind Entry {kinput_start %W}
- bind Entry {kinput_start %W}
- C ソースコードの変更 (mfv.c)
iso-2022-jp を扱うための変更:
- Mfv_GetSumLine
- Mfv_MakeFmtLine
- Mfv_SetCmd
- Mfv_FilterHeaders
- Mfv_FolderCmd
- Mfv_UtilCmd
iso-2022-jp を扱うための関数の追加:
- Mfv_Iso2022jpEncode
- Mfv_Iso2022jpDecode
- Mfv_Base64Encode
- Mfv_FieldWidth
- 既知の問題点
Mfv_GetSumLine 関数で、ヘッダー一覧を作る際に、長い
"fullname" や "subject" が途中で切られた場合、
エスケープシーケンスが捨てられてしまう場合があります。
これは、wish がまだ2バイト文字を受け取っていると
勘違いさせてしまいます。これで、閉じかっこが文字の中に
飲み込まれてしまったりして、問題を起こすことがあり得ます。
現在の所、"fullname" フィールドは、"nameWidth" で
指定されています。これは10から92で可変です。
- set mf(headlist-format) {%-20.20F %3m %2d %-5.5h %4l %-180.180s}
フォーマットフィールドの巾は5に固定です。
各フィールドの巾は日本語を含むかどうかで変えなくてはならない
点に注意して下さい。sprintf の中でエスケープシーケンスも
文字としてカウントされてしまうからです。
- JP-Width = En-Width + 7
mf(headlist-format) で指定する巾は En-Width です。
長い日本語を含むサブジェクトの問題は、今のところ viewer.tcl の中で
フィールド巾をやたら大きくしておくことで逃げています。
まことに情けない方法ですが、改善の時間がとれません。
- set mf(headlist-format) {%-20.20F %3m %2d %-5.5h %4l %-1000.1000s}
是非、時間が出来たら改善したいと思います。
- 日本語化パッチ
もし日本語化で実際何をやっているのか興味があるか、疑いがある場合には、
パッチ自身をご覧下さい。
- tkmail-4.0beta9p1-jp0.4.patch
Back to Keisuke Fujii's MkLinux Page
fujiik@jlcuxf.kek.jp Jun 2, 1998