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何のことはない。
著者の場合、
 の展開だけなので
何のことはない。
著者の場合、 以下に展開している。
 以下に展開している。
# tar -zxvf root_v2.24.05_..._tar.gz -C /optソースファイルからコンパイルしたい場合(ソースをいじりたい場合) については付録に簡単に説明した。 動作環境については、ROOT のホームページに 説明があるが、以下の説明では基本的に LINUX で bash 環境を使っていると仮定している (著者の環境は linuxppc 2k)。 そうでない環境の人は適当に読み変えること。
次に若干の環境変数の設定。
$ export ROOTSYS=/opt/root $ export PATH=$PATH:$ROOTSYS/bin $ export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$ROOTSYS/libいちいち手で打つのが面倒なら、 これらは、
 か
 か  に書いておいても良い。
これで、取り敢えず準備完了だ。
ただし、ROOT のサポートする 3D グラフィクスの機能を
使おうとして、
OpenGL クローンである Mesa などを使いたい場合には
さらに若干の設定を要するが、これについては付録参照。
 に書いておいても良い。
これで、取り敢えず準備完了だ。
ただし、ROOT のサポートする 3D グラフィクスの機能を
使おうとして、
OpenGL クローンである Mesa などを使いたい場合には
さらに若干の設定を要するが、これについては付録参照。
 
まずは 
 にあるデモを走らせてみよう。
適当なディレクトリーに例題をコピーする。
 にあるデモを走らせてみよう。
適当なディレクトリーに例題をコピーする。 
$ cd <somewhere>/ $ cp -R $ROOTSYS/tutorials . $ cd tutorials
ROOT の 対話セッションを開始するには、
$ rootと打てば良い。 ロゴが表示されセッションが始まる。
 
このロゴがうっとうしければ、 をつける。
 をつける。
$ root -l
root コマンド自体のコマンドラインオブションは  で見られる。
こんな感じだ。
 で見られる。
こんな感じだ。
  $ root -?
  Usage: root [-l] [-b] [-n] [-q] [dir] [file1.C ... fileN.C]
  Options:
    -b : run in batch mode without graphics
    -n : do not execute logon and logoff macros as specified in .rootrc
    -q : exit after processing command line macro files
    -l : do not show splash screen
   dir : if dir is a valid directory cd to it before executing
 や
 や  は、バッチモードで解析をする際にいずれ
お世話になる便利なオプションである。
特にイベント毎にプロットの更新をすると大変時間がかかるので、
 は、バッチモードで解析をする際にいずれ
お世話になる便利なオプションである。
特にイベント毎にプロットの更新をすると大変時間がかかるので、
 は助かるオプションである。
 は助かるオプションである。
さて、ROOT の対話セッションが始まると、
    *******************************************
    *                                         *
    *        W E L C O M E  to  R O O T       *
    *                                         *
    *   Version   2.24/05       20 May 2000   *
    *                                         *
    *  You are welcome to visit our Web site  *
    *          http://root.cern.ch            *
    *                                         *
    *******************************************
  CINT/ROOT C/C++ Interpreter version 5.14.38, May 5 2000
  Type ? for help. Commands must be C++ statements.
  Enclose multiple statements between { }.
  root [0]
 
と出てくる。
![${\tt root [0]}$](img11.gif) というのが、root のインタープリター (RCINT) の
プロンプトである。
 というのが、root のインタープリター (RCINT) の
プロンプトである。
![${\tt [0]}$](img12.gif) は打ち込んだコマンドラインの番号で、
以前のコマンドのヒストリーは、普通のシェル環境のように、
矢印の上下ボタンで行ったり来たりできる。
 は打ち込んだコマンドラインの番号で、
以前のコマンドのヒストリーは、普通のシェル環境のように、
矢印の上下ボタンで行ったり来たりできる。
 または
 または  でも良い。
実際、ROOT のコマンドラインは emacs のような
編集ができ、また
 でも良い。
実際、ROOT のコマンドラインは emacs のような
編集ができ、また  をたたけば、
コマンドライン補間もしてくれる。
クラスとか関数、変数の名前なども補間してくれるので
とても便利である。
 をたたけば、
コマンドライン補間もしてくれる。
クラスとか関数、変数の名前なども補間してくれるので
とても便利である。
さて、早速デモを走らせてみよう。
root [0] .x benchmarks.C root [1] .q
 はプログラム
 はプログラム 
 のロードと実行、
 のロードと実行、
 が ROOT
の対話セッションの終了である。
既に述べたように、コマンドライン補間が効くので、
 が ROOT
の対話セッションの終了である。
既に述べたように、コマンドライン補間が効くので、
 あたりまで打って
 あたりまで打って  をたたけば
 をたたけば
 まででてくるはずである。
そこでリターンキーを押せば、ROOT のベンチマークが実行される。
これは ROOT でできることの例題の集合であり、
見ていて結構楽しいし、対話セッションでできることの
おおよその感じがつかめる。
 まででてくるはずである。
そこでリターンキーを押せば、ROOT のベンチマークが実行される。
これは ROOT でできることの例題の集合であり、
見ていて結構楽しいし、対話セッションでできることの
おおよその感じがつかめる。
 とやれば、ほぼ同じ例題のセットが対話的に実行できる。
ちなみに、図2.2は、hsum というボタンを
押したところ。
 とやれば、ほぼ同じ例題のセットが対話的に実行できる。
ちなみに、図2.2は、hsum というボタンを
押したところ。
 
基本的に、" " で始まるのが対話セッション独自のコマンドで、
それ以外は RCINT という内蔵の C++ インタープリターに
 C++ プログラムとして渡される。
" で始まるのが対話セッション独自のコマンドで、
それ以外は RCINT という内蔵の C++ インタープリターに
 C++ プログラムとして渡される。
次章より、仕事に使おうとしたときやりたくなることについて どうしたらできるか考えてみよう。
 
 
 
 
 
 
