写真は高エネルギー物理学研究所で、ナノメータのビーム形状を測定するために発明されたレーザーコンプトン型ビームサイズモニターによるレーザー光の干渉縞である。この干渉縞のなかに電子および陽電子ビームを打ち込み、電子によって散乱された光子を測定して、ビームの形状を測る。すでに約60ナノメータ(原子200個分程度)に絞られた電子ビームの大きさを測ることに成功した。次世代の高エネルギー加速器、リニアコライダーでは、ビームの大きさを約3ナノメータ(原子約10個程度)まで絞ることになるが、この方式で測定できる。