これまで説明したプロットの扱いは、プロットのお化粧に限らず、 かなりの部分を GUI で行うことができる。
ROOT のプロンプトで
TFile *file = new TFile("file.root","recreate");とうつと、
TFile *file = new TFile("file.root");とするか、ROOT 起動時に
root -l file.rootとすれば良い。 ここで、
TH2F *h2 = new TH2F("htest","Test",50,0.,10.,60,-10.,20.); { gRandom->SetSeed(); Int_t i; for (i=0; i<10000; i++) { Double_t x = 10. * gRandom->Rndm(); Double_t y = 0.05*x*x + gRandom->Gaus(0.,0.2*x + 1.); h2->Fill(x,y); } }として、テスト用の2次元プロットを作っておく。
準備ができたら
TBrowser b;として、ROOT ファイルプラウザーを開く。 "ROOT Files" と示されたディレクトリーアイコンをダブルクリックすると
そうではなくてあらかじめ分割されたキャンバスの1区画に表示する
には、
の "File" メニューから
"New Canvas" という項目を選ぶ(図3.16)。
今度はこれの Y 軸への射影をしてみよう。
プロットを右クリックして現れたメニューから
"ProjectionY" を選択し、必要に応じて
(BANX をしたい場合)"firstxbin" と "lastxbin" に
ビンナンバーを指定する。
ここで、"OK" を押せば、"name" を特に指定しなければ
"htest_py" というプロットができたはずである。
ここで、
の "View" メニューから
"Refresh" を選択すれば、"htest_py" のアイコンが
現れるはずである。
これを第2区画にプロットしたいので、
真ん中ボタンで第2区画をクリックして
第2区画に移動してから、"htest_py" アイコンを
ダブルクリックして Y 射影を表示する。