2014, 8/8のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:8月8日、 金曜日、午後1時30分より
場所:remote
出席者:濱西(横浜国大)、田内(KEK)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

XEMIS2シミュレーション進捗状況、濱西

ファイル :pdf
ピークサーチのrootプログラムのTSpectrum2の詳細を調べている。この入力は、Histogram, sigma, optionとthresholdである。optionでは、background, マルコフ過程アルゴリズム, 図表示の有無の指定ができる。thresholdはピーク値に対する相対値で指定され、そのdefault値は0.05で、それ以下のものは無視される。このプログラム中の12のプロセスでの結果を2次元ヒストグラムで出力するようにした。

先ず、sigma=20, 中心値=100の2次元ガウス分布を生成しTSpectrum2でピークサーチを行った。入力のsigma, thresholdをそれぞれ2(default)と0.5にし、ピーク位置の(105,105)が求まった。optionでbackgroundがないとして、12プロセスでのヒストグラムを出力した。また、backgroundを仮定した時のものも出力した。ただし、各プロセスの詳細はこれから調べる。当面はTSpectrum2のサーチ機能のテストを行う。

C : 目的の再確認をしたほうがよい。単なるピーク位置の探索ではなく、分布そのものの再構成が目的であるため、分布の再現性を定量的に評価する必要がある。この方法としてχ二乗法があり、それを最小化することによりパラメータ(sigma, 中心位置, ピーク値など)を計算することが必要である。

その他

meetingではシミュレーションの妥当性評価のための方法(液体キセノン中でのγ線反応過程ごとの確率とそれらの相対比など)についても議論を行った。また、PMTシグナルからの位置再構成の分解能の期待値としての1cm3の妥当性についても議論を行った。

8月19日〜27日にサマーチャレンジが開催される。

次回、8/22(金)午後1時30分, 3号館3階会議室(325室)の予定。
以上。