2010, 9/30のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿
日時:9月30日、木曜日、午後4時より
場所:実験棟多目的室
出席者:三原、田内(KEK)、高木(Skype, 横浜国大)
以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。
進捗状況、田内
GNDアンプの低温時の発振は一応止めることができた。電子ログ(Runlog ID=148)に説明があるように、対策は位相補償用のC_c=821pF, R_c=120Ω, C_lead=5pF, C_comp=10pFとし、R_cをC_cに並列に挿入したことが主なものである。anode HV=+300VまでOKであった。この状態で、50Hzのベースラインを揺らすもの以外はなかった。ただし、これは対処療法で、今後条件が変われば、また、発振が現れるかもしれない。Spiceなどのシミュレーションでの理解が必要に思われる。
9/27夕方から9/28の朝まで外に設置したプラスチックカウンターとの3-foldコインシデンスによる宇宙線トリガーで4個のPADシグナルをオシロスコープでためてみた。Runlog ID=150の添付図のように電荷シグナルようのものがあった。
9/28 15:30より循環システムを起動しキセノンの純化を開始した。それと同時にPMTシグナルによるシンチレーション光量の変化を一時間置きにモニターしている(CAMAC 2249W ADC使用、Runlog ID 151)。
このmeeting後に、シグナル量の変化を見た。Runlog ID=152に示したように、70時間後に開始前の1.7から2倍ほどシグナル量が増大している。また、開始直後には一旦減少し回復するのに10時間ほどを要しているのもはっきりと見ることができる。
- C (高木):(発振対策に対して)spiceプログラムを手に入れたのでシミュレーションしてみる。
- Q : Preampなどのエレクトロニクスの状況はどうなっているのか。
- A : GND preampはtest用のNIMモジュールの2chに少し条件を変えた回路の製作をGNDに頼んだ。これらの結果を見て、16ch-NIMモジュールの回路の変更をGNDに依頼する予定である。3台のFADC100Hz修理品はこちらでテストしたところSTOPパルスが読み込まれていないため、再度、林栄精機に修理に出す。これらが無時に済めば、DAQシステムは完成しているのですべてのデータを収集して保存することができる。
APD進捗状況、高木
しっかりとハンダ付けされていたAPDをテストボードよりやっと取り外すことができた。これから、横浜国大で試験を行う。
- C : 依頼のあったように電子ログにAPD専用のサイトを作成した。
- C : できるだけこまめに利用してほしい。また、図、写真等も添付し、ノウハウの蓄積ができるようにしてほしい。
科研費申請
いろいろ議論した結果、次次回に大きなものの申請を想定し、今回はR&Dの焦点を絞り予算額を下げて申請することになった。申請のメンバーは同じである。
その他
次回のmeetingは再週(10/7)に行う予定である。
以上。