2009,12/21のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:12月21日、月曜日、午後4時より
場所:実験棟多目的室
出席者:三原、田中、田内 (KEK)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

プレアンプとシェーパーアンプ

A.Pulliaraの論文"A cold low noise preamplifier for use in liquid Xenon"のプリアンプは液体キセノン中に設置されるcold partとフィードスルーを通して常温に設置されるwarm partからなっている。cold partはドーターカードとして発注済である。warm partはshaping circuitをともに載せるかどうかで回路設計が違うのでpreamp部分のパーツの発注のみが行われている。

上記の論文から、preampの仕様と実装上の注意点などを抜き出したものをここに添付した。preamp出力は70mV/fCのゲインで600nsのdecay timeをもつため、shaperのゲインは大きくなくてよい。また、ENC(ORTEC572による測定値)はshaping timeの2から10usで110電子数程度のほぼ一定値である。出力はbipolar, プラスそしてマイナス極性が可能である。

preampとshaperをintegrateする回路は可能であるが、製作の前に少なくとも試作が必要であり、また、shaping time, gain, 入出力シグナルの極性等も決めなくてはならない。これらとこれからのスケジュールを考慮すると、shaper部分はカタログ商品として購入することがよいと思われる。第一候補はCAENのN568B(NIMモジュール)である。これは16chで上記のパラメータがprogrammableとなっている。

議論の結果、Preampのみの製作を行うことになった。このとき、preamp出力はプラスとマイナス極性の両方の32chとした。shaperはN568Bとし、マニュアルコントローラも購入することとなった。

その他

年度内の員等旅費の確認をお願いします。 これからの予定は、東(佐賀大)2/22-3/12、フランスからの学生2週間滞在、藤井(東大)4回程度です。合計で174,000円程度です。

予算執行を進めて下さい。特に、

今年度の契約申請の締切りは以下のようになっています.

  1. 300万円以上の契約案件(入札等)の受付期限⇒ 平成21年12月4日(金) :終了
  2. 100万円以上の契約案件(契約課発注)の受付期限⇒ 平成22年1月15日(金)
  3. 100万円未満の契約案件(申請者発注)の受付期限⇒ 平成22年2月12日(金)
まだ、web入力されていない主なものは、ゲッターポンプ(三原)、JFETボード、プレアンプボード、PCコンピュータ(田中)、そして、APD(田内)です。

APDは175nmで80%の量子効率をもつものを4個発注したい。

次回のmeetingは、1/14木曜日 , 午後4時開始とすることとなった。(田内は1/4-10までオッフスフォード大学へ出張。)

以上。