以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。
PMTシグナルのADC分布を指数関数とガウス分布でfittingを行った。ひじょうによいフィット結果が得られている。そのピーク値などの時間経過を調べ、さらに詳細にシグナルの変化をモニターしたい。 fit関数は、gaussian + exponentialで、Tpointでそれらが切り替わる。すなわち、 x > peak mean + Tpoint の時にgaussianで、そうでなければexponential fitするというものである。
昨日の朝(6/11木曜日)、TPCのαソースからのシグナルをそのHVを印加しても観測できなかった。前日の夕方には60mV程度のシグナルが観測されていた(実験ノート)。したがって、前日(6/10)午前10時から本日(6/12)正午までPMTシグナルに変化がないのか調べてみた。ここで、上記fittingによるピーク値をプロットしたところ、6/11午前0時から午前 2時の間にPMT2本とも20%の『突然の』ゲインドロップがあった。その後、ゲインは回復している様子もわかる。現在は30mV程度のTPCシグナルが観測できる。
直ちに液中温度が調べられたが、6/11午前0時から2時の間で温度変化は見られなかった。
前回、5月25日午後0時-午後2時には、約5%のゲインドロップであった。このとき、Pt-3, Vac-1 そして、room(K)に、『急激な』圧力変化そして温度変化がそれぞれあった。ただし、変化量は少ない。 また、回復時間は同程度のようである。
ポケットMCAの較正をテストパルスにより行った。結果は次回報告する。同時に。CAMAC PH-ADCの読み出し用のソフトウエア等の準備をしている。16chの内、0-7chは+極入力、8-15chは-極入力で、絶対値で2.5V以下の入力条件となっている。これも次回まで、テストソフトウエアを作成し、読み出し試験を行いたい。
以上。