2009,5/7のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:5月7日、木曜日、午後4時より
場所:先端計測実験棟多目的室
出席者:春山、三原、田中、佐伯、田内

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

シンチレーション光量のモニター、田中

ファイル: PDF(光量変化)(1ページ,44KB)

ADCのデータ(10,000事象/回)を2時間ごとに毎時0分に取得するようにcrontabの設定を行った。6月2日の午後2時よりデータ収集を開始した。現在、2つのPMTのシグナルを読み込んでいる。平均値等自動計算を行い、シグナルの時間経過をモニターしたい。

ガス相純化は春山により5月2日午後7時から開始された。循環速度は4リットル/分である。

上のファイルのように、5月2日午後2時から5月8日午前6時までのADC平均値の時間経過が東によりプロットされた。これによると、シグナルはともに5倍ほど増大している。まだ、飽和の兆候は得られていない。

光量変化、Pre-ampシグナルなど、田内

ファイル: PDF(4ページ,1MB)

上のファイルに、5/2 12:15から5/8 19:30までのPMTシグナルの波高(オッシロスコープで目測)、前回のもの、電荷シグナルのノイズ、そして、Stirling coolerからのノイズを示した。

Page 1と2:青い色はPMT-1(上)、赤い色はPMT-2(下)を示している。今回の印加電圧は800Vと700VでADCデータ収集と同じ。前回はともに700Vであった。また、PMT-1は同じもので、PMT-2は交換した予備品である。図中の矢印は目視のガイドのためで、それぞれの図で平行移動したものである。PMT-1の増大率(青色の矢印)を見ると、ほぼ同じように見える。これら波高からは、6日間で4 - 4.4倍の増大を示している。

Page 3 : 液体キセノン充填後にPre-ampシグナルを見たところ、振幅700mV、周期90nsの発振を確認した。これは前回のものとほぼ同じものである。フィードスル近辺のケーブル配置、グランドラインなどいろいろ変えても発振を止めることができなかった。(前回はフィードスルーからPre-ampへのケーブルを短くして発振が止まった。2/19 meeting メモ

最後に、テストボード+ Pre-amp box (ゲイン1V/pC)によるStirling coolerからのノイズチェックの結果を示す。Pre-amp出力には10usec周期のswitching noiseが乗っている。ただし、5usecのintegration timeでのPost amp出力には顕著な影響が現れていない。

C : Pre-ampのNEC測定などの場合、Stirling coolerの電源を落として測定することができる。

サマーチャレンジ用チェンバー、purity monitor、三原

内チェンバにガラスを使用し、外のものは金属+view portをとりつけたサマーチャレンジ用チェンバーの見積もりは待ち状態である。ガラスと金属との接続で耐圧がないので、内部圧力は1気圧が上限となる。

purity monitorは秋までに製作したい。先ず、アルゴンでトレーニング(試運転)することになるだろう。

C : サマーチャレンジに必要な物品のリストが必要である。その中で購入しなければならないものの請求も必要である。
C : これらの準備は横浜大の中村さんが中心となって行っている。KEKスタッフはできるかぎりサポートして行きたい。

今年度予算案(議論)

ファイル: PDF(10ページ,3.9MB)

上記のファイルを下に議論を行った。それぞれの項目の明細を出来るだけ詳しく作成することとなった。

予定

Pre-ampのノイズ対策を5/8の午前9時30分より行う。また、液相純化への切り替えはこのガス相純化での飽和を確かめて行うこととなった。

以上。