2009,4/16のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:4月16日、木曜日、午後4時より
場所:先端計測実験棟多目的室
出席者:真木、田中、春山、三原、藤井(東大、M1)、田内

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

新人・自己紹介

新人は、東京大学 素粒子物理国際研究センター 森研究室 M1の藤井 祐樹です。

真空システム:build-up試験、純化速度と電荷量、三原

ファイル: PDF(4ページ、120KB)

MEG測定器の真空build-upの結果が示された。開始真空度は5x10-3Paで、2時間後には6 x 10-1Paとなり、3時間後にはほぼ真空度が飽和した(7 x10-1Pa) . その後、内部よりキセノンのリークによる真空度の増大が見られた。8時間後には 2Paになった。このリークはガスケットをリサイクルしたことによるものであった。とにかく、build-up試験には少なくとも数時間かける必要がある。

道家先生より教えられた"Less than 1 Pa overnight"というゴールデン則がある。10リットルの容器に2リットルの液体キセノンがある場合、1Paの不純物量は酸素相当で23ppbとなる。

我々の場合、overnightで少なくとも10Pa以下であることを期待し、純化・循環で純度を上げなければならない。

また、排気速度を上げ、容器内の真空度を確実に下げる必要がある。今回の排気系の変更で、コンダクタンスが約100倍となっている。

電荷シグナル(波形)の時間依存性より純度を評価することが出来る(純度モニター)。

予定

その他

4/22 -120℃まで冷やすことができる低温試験装置について、会社(ツインバード)との打合せを行う。
日時:2009年4月22日(水)13:30〜
場所:3号館325号会議室
議題:低温試験装置の要求と仕様について

以上。