以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。
MEG測定器の真空build-upの結果が示された。開始真空度は5x10-3Paで、2時間後には6 x 10-1Paとなり、3時間後にはほぼ真空度が飽和した(7 x10-1Pa) . その後、内部よりキセノンのリークによる真空度の増大が見られた。8時間後には 2Paになった。このリークはガスケットをリサイクルしたことによるものであった。とにかく、build-up試験には少なくとも数時間かける必要がある。
道家先生より教えられた"Less than 1 Pa overnight"というゴールデン則がある。10リットルの容器に2リットルの液体キセノンがある場合、1Paの不純物量は酸素相当で23ppbとなる。
我々の場合、overnightで少なくとも10Pa以下であることを期待し、純化・循環で純度を上げなければならない。
また、排気速度を上げ、容器内の真空度を確実に下げる必要がある。今回の排気系の変更で、コンダクタンスが約100倍となっている。
電荷シグナル(波形)の時間依存性より純度を評価することが出来る(純度モニター)。
日時:2009年4月22日(水)13:30〜 場所:3号館325号会議室 議題:低温試験装置の要求と仕様について
以上。