2009,3/26のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:3月26日、木曜日、午後4時より
場所:先端計測実験棟多目的室
出席者:金子、東(佐賀大、TV会議)、田中、春山、Karl、田内

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

学会発表練習

金子;『次世代型PETに向けたLXeTPCのR&D』

イントロのPETの説明を簡略化すること。純化・循環時間の関数としてPMTシグナルの単位はα線よりシンチレーション光量評価と直接比較できるようにすること。

残留ガスの成分を分析した方がよいとのコメントは出された。RGA ( Residual Gas Analyzer )を用いると酸素,窒素、SF6などの残留量が分かる。ここで、SF6は700℃以上の高温を必要としているなどのため現在のゲッターでは除去できない。その結果に従って、不純物削減の検討をすべきである。一般に、SF6は絶縁物として使用されている。Karlより、XENONではSF6の残留を確認しているとのこと。

東;『液体キセノンTPCで用いるフロントエンドエレクトロニクスのためのASICデザイン』

仕様表を整理する必要がある。基本的な性能に限るべきである。ASICチップ内の回路説明では、液体キセノンTPCのための部分を明確に説明すべきである。基本性能機能試験としては、入力電荷量の-25fC to 25fC(仕様値)でのゲイン・リニアリティーの測定値を少なくとも示すべきである。

BINP(ロシア)グループからの共同研究提案、春山

TIPP09のときに話したロシアの人からPETでのコラボレーションの提案が以下のように届いた。

" possible collaboration on liquid Xe detectors for PET in the frame of ISTC (International Science and Technology Center) grant (http://www.istc.ru), which we would like to apply for in the near future. In general in ISTC grant, there should be a Russian team, funded by the grant, and a foreign (Japanese) partner team, acting as an expert for ISTC authorities."

彼らのグループは、"development of GEM-based two-phase Xe and Ar detector for coherent neutrino-nucleous scattering"を行っている。どうように、PETのシグナル検出に2相読み出しを提案している。

その他

明日(3/27)午後6時30分より、秋葉原で、Karlと金子君の歓送会を行う。

以上。