2009,2/26のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:2月26日、木曜日、午後5時30分より
場所:先端計測実験棟多目的室
出席者:金子、東、Karl、田内

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

TPC進捗状況(田内、金子)

ファイル、PDF ( 9ページ、3.5MB)

1. Pre-ampゲイン

TPCのanode padに、外部よりテストパルスを入力できる。その入力ラインを1kΩと2pFを直列で繋ぎ、その端は50Ωでターミネートされている。外部よりの入力パルスは、1KHz、-0.2Vの矩形波である。したがって、入力電荷量Q=CV=2pF x 0.2V x 50/1050Ω =0.019pCを得るはずである。 Pre-ampのゲインは、1V/pCであるので、19mVの出力が期待できる。

上記ファイルの1ページにあるように、実測値は5.6mVで、テストパルス電荷の約1/3がPre-ampに入力されていた。LPFによって、パルスだかは-11%となった。

Post-ampのゲインは20x4=80で、integration time等は5usecである。このゲインは実測値とよい一致を示している。

2. PMTシグナル

9ページに(ガス)純化開始後から12日間の2つのPMTシグナルのピーク値を日数の関数としてプロットした。 2つともほぼ25%/日の増大を示している。10日を過ぎた辺りよりシグナルが飽和しだしたように見える(?)。Post-amp出力で電荷シグナル見ると、それらしきものが見えだしている(7ページ以降)。

PMTシグナルをCAMAC-2249Wで収集し、その平均値でも増大が見えている。この場合、飽和の兆候は見えていない。

ASICチップテスト状況(東)

チップが入荷し、そのテストシステムを準備している。

今後の予定・計画案

頻度が少ないが、電荷シグナルとPMTシグナルを同時に収集し、それらの相関を見る。

27日(金曜日)に、ガスから液純化に切り替える。(3/2現在、PMTシグナルは明らかに増大している)

以上。