2009,2/5のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:2月5日、木曜日、午後4時より
場所:先端計測実験棟多目的室
出席者:金子、田中、佐伯、三原、田内

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

本日中にガスでのα線,γ線の測定をするため打合せを取り消した。

TPC進捗状況

1/30(金)より2/2( 月)まで 真空引き(安全性からベーキングは行わない)を行った。月曜日には 配管部分のベーキング(40℃)を行い、チェンバー内の真空封鎖テスト、すなわち、アウトガス等の評価のため、ポンプを止めて真空圧力の時間依存性(10分間)を測定した。1分ごとに真空度が測定されたが、10分後に0.1Paほど増大した。Heガスによりリークの無いことは確かめられているので、Out gas rate = 0.1Pa/10min.=1.3x10-6Tor/sec と評価された。

その後、2/4(水)お昼までベーキング(40℃)とともにキセノンガスの純化・循環が行われた。午後からキセノンガス圧を徐々に絶対圧で2気圧まで上げた。このときもガスタンクからゲッターを通してガスが充填された。2気圧到達後に、ヒーターを切った。

2/5(木)に2気圧の下でのα線による測定を行った。 TPCのいろいろのHV値でのPMT1と2、そして、TPCシグナルをCAMAC 2249Wで読み込んだ。このとき、TPC-HVの1KV以上でPMTシグナルにテールが現れることを観測した。 また、γ線用のコリメータ(鉛のブロック5x5x10cmに直径5mm程度、長さ10cmの穴を開けたもの)を製作した(機械工作センターの東氏)。

チェンバー内に設置する予定のγ線(7kBq)で照射しTPCシグナルを測定した。しかしながら、コリメーションによる立体角が0.002%程度になってしまうため、TPCでは7000*2/100000=0.14Bq相当になってしまいα線の分布に隠れてしまっていた。この場合、数MBq以上のγ線ソースを使用する必要がある。

これらのデータの解析結果は次回に報告の予定である。

その他:予定

2/6(金)の午前から液化を始める。この時もバッファータンク内のガスをゲッターを通してからPTRで液化する。2/7の午前中には液化終了の予定である。

以上。