2009,1/29のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿
日時:1月29日、木曜日、午後5時30分より
場所:先端計測実験棟多目的室
出席者:金子、Karl, 春山、田中、佐伯、田内
以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。
1/27の測定器開発室の重点レビューの発表とメモはここを参照してください。
TPC進捗状況(金子)
FET, feedback C/RとPre-Ampを分離してテストパルスシグナルでテストしている。10MHzのノイズがあったが、グランドをしっかり取ることにより除去できるので、各部品についてアルコールによる超音波洗浄を行った。
PADへ直接にテストパルス入力するようにしている。このとき、外部からのノイズを防ぐために1KΩと50Ωで分割し(パルス波高は1/20となるが)、2pFのcharge up用のコンデンサによるAC結合させた。
今回、宮島さんの提案により、PADは2x2=4個(1.5 x 1.5 cm2)を結線したものとした。ギャップは1cmとし、PAD中心に対応するカソード面にαソースをエポキシ樹脂で接着中である。
キセノンガス中でのα線(5.5MeV)のレンジの評価を行った。『放射線計測ハンドブック』(日刊工業新聞社)によると、R1/R2〜&rho2/&rho1 ( A1 /A2 )1/2, ここで、ρは密度、Aは原子量である。1気圧の空気中でのαのレンジは4.2cmとすると、同気圧のXeガス中では2.8cmとなる。PADサイズの7.5mmのレンジを得るには3.7気圧必要になる。
- 作業風景など写真
- 1月28日;超音波洗浄機、テストパルス入力(修正前)など
- 1月30日;テストパルス入力(修正後)、α線ソース、カソードメッシュなど
実験予定
予定を以下のように修正した。
- 1/30 TPCを組立て、チェンバー内に入れる。このとき、γ線をチェンバー外から照射するためにPADの位置をチェンバー外部に目印を付ける。その後、チェンバーを真空引き。
- 1/31(土)-2/1(日):真空引き
- 2/2 真空増大テスト; リークとアウトガスの評価、その後、キセノンガス循環による純化、そのとき、できれば、50℃でベーキングも同時に行う
- 2/3 ガス中でシグナルのテストを行う、必要テスト項目を事前にまとめる こと。特に、宮島さん提案の電荷分布測定
- 2/4 液化後に、シグナルテスト
その他
予算執行を速やかに行うこと。Web入力は1月30日まで。必要なものは注文すること。
以上。