以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。
上記の観測に基づいて液体キセノンでのTPCシグナルの大きさを評価する。 2mVのPre-Amp出力は13,000個の電子数に相当する( 0.002 x 1x10-12 /1.6 x10-19 = 1.3 x 104)。3mm厚のキセノンガス中で5.4MeVα線は総数150,000個の電子を電離するので(5.4MeV/12eV x 3mm/9mm =1.5 x 105 )、その内9%が測定されたと評価される。 液体キセノン・TPCではα線エネルギーの5%程度が再結合を免れアノードに到達する。したがって、5.4MeV/15eV x 0.05=18,000個の電子による2.8mV程度のPre-Amp出力が期待される。
"I was wondering for the TPC if it would not be better to have the amplifier outside. Of course one wants to avoid the capacitance of the long cables. But, one can split the amplifier. The FET and the feedback capacitor are right on the anode, the rest of the amplifier is outside. This has advantages for noise, heating of the liquid, purity. All we would need are two coaxial cables. It is actually being done sometimes. The change would be quits simple."
注:AMPTEK A250はテストボードP250と一緒にテストチェンバー内に設置されている。P250上には68uFのタンタル電解コンデンサが使用されている。液化中、PTRヘッドの温度が170K辺りで突然、約200MHzのサイン波(+_-20mV)がA250の出力に現れる。これはおそらくコンデンサー等の低温特性によるものと考えられる。
現在はキセノンガスがテストチェンバー内に充満している。この状態のまま、液化を始めるべきかどうかについて議論を行った。
液化して行うことは昨年末の結果の再現性を確認するだけであまりメリットがないという意見が支配的であった。したがって、ガス中での必要なデータを収集後、速やかにキセノンを回収し、上記のような改良を施し再試験を行うこととなった。
主な改良点は以下である。
アルゴングループととの打合せの結果(1/13)、我々(液体キセノン)は放射線ソース(α、電子)を用いたもの、アルゴングループはレーザー又はキセノンランプを光源とするモニターを開発することとなった。それぞれの主な特徴は以下である。
以上。