5/22のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:5月22日、木曜日、午後4時より
場所:先端計測実験棟の多目的室(LiqXe実験室隣)
出席者:真木、田中、春山、三原、佐伯、田内、東(佐賀大)、金子(東大)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

-----5月22日 meeting :午後4時〜午後5時

新人紹介

佐伯学行氏 - KEK 加速器、ILC超伝導加速空洞(通称Ichiro cavity)のR&D
金子大輔君 - 東大理学系研究科、修士2年、MEG実験

冷凍・液化システム運転状況(春山)

5/21の夕方より一晩予冷した。5/22の朝より液化開始し、お昼近くに液面がTPCの真ん中当たり、午後2時にはほぼTPC全体を満たすまでとなった。午後1時すぎには宇宙線によるシンチレーション光が観測され始めた。

低温グループの鈴木氏によって、Labviewシステムも準備されている。KEK所内ネットワーク・インターネット上でモニター画面を見ることができる。近日中に公開できる予定である。

パワーカットの試験を行う予定。当初は、回収タンクにつなぐ前に圧力発信器(プロセスの圧力を信号に変えて発信する装置)をつなぐことを検討していたが、安全のために回収タンクにつないだ。

以下、春山によるメール;
昨夜(5/22) 8時過ぎにキセノンタンクをつなぎ、冷凍機制御で系内圧を0.1MPa(キセノン温度〜166K)に保持した状態で今朝まで安定している。冷凍機は余剰冷凍能力として〜9Wある。これで基本的なロングランの状態が確認できた。

本日(5/23)、15:00過ぎに冷凍機故障を模擬するため冷凍機を停止し、そのままガスを回収し、チェンバー内圧上昇等を確認する予定である。完全にガス回収が終わった時点で諸データをとり、その後は、再冷却、液化を行ない自動立ち上げの確認チェックをする予定である。

TPC冷却試験状況(田中)

午後1時すぎには宇宙線によるシンチレーション光を観測できた。 CAMACクレートシステムを来週借り、電荷量の測定はそのときに行う。 今回、アイオニゼーションの測定は消極的に行い、PMTの電荷分布の測定を主に行う。
C:オシロで電荷量の測定は可能。

その他

液体キセノン中に入れるガンマ線源使用届けを行い、使用可能となった。保管場所は富士実験室のロッカー番号3です。期限は、密封線源の最大貸出し期限の6/30です。その後、書類により延長できます。ガンマ線源は、Cs-137, 7.4kBq, 662keV、日本アイソトープ協会製CS516です。

6 - 7月の予定を田内まで連絡してほしい。

以上。