5/8のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ

日時:5月8日、木曜日、午後4時より
場所:3号館4階425号室
出席者:春山、三原、田内、東(KEK)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

-----5月8日 meeting :午後4時〜午後5時

TXePETロードマップ(田内)

TXePETロードマップ(pdf)

レビュー委員会への回答として、TXePETの戦略的R&Dのロードマップを作成し、期限のため、5/2に測定器開発室・幅室長に提出した。2011年に技術設計書(TXePET-TDR)を完成し、その後、実用化に向けて産学協同開発研究を行うというものである。グループ内での議論はまだ不十分であるので、今後もこれら将来計画のことを議論していきたい。

液体キセノン低温試験報告(春山)

pdf, 9ページ

4/30に冷凍機性能試験・予冷と少量液化を行った。岩谷製のパルス冷凍管(PTR PC080型、8W@77K)を用い、147Kで20Wの冷却能力をヒーターにより測定した。これは液化の始まる165Kでは24Wに相当する。 チェンバーに0.2MPa(絶対圧)のキセノンガスを充填して、16:35に圧縮機をONにし、22:00にヒーター(容器シリンダー下部に設置)12Wで168Kの余剰冷凍能力を測定した。液面は底面フランジより5mm程度であった。翌日の8:28まで自動運転で、ヒーター14W,168Kで安定であった。

5/7には、さらにガス量(320P)を増やし底面フランジより70mm程度の液化が得られた。循環ポンプ作動試験で液化と循環のサイクル制御、高真空で冷凍能力試験を行った。2P/分程度の安定な循環を達成した。

これで、冷凍機システムは、TPCプロトタイプの冷却試験が可能となった。その最初の試験に立ち会うことから、5/20の週が都合がよい。

TPC準備状況(東)

pdf, 17ページ

PMT用の+HV電源のキャリブレーションとTPC本体の準備を行っている。

+HV電源として、Quad High Voltage Power SupplyのNIM-2巾のモジュールを用いる。各チャンネルの設定値と出力値の比較を行った。出力は高圧プローブ(1/100)とアナログマルチメータで測定した。1台のPMTには、最大電圧=900V、電流値=20.7μAが供給される。4chの中で、channel no.=2の出力が設定値より500V低いことがわかった。 残りのchannelは、設定値900Vで、±10V程度の差であった。

TPCの準備として、パッド部分へのシグナル線のハンダ付け、フィードスルー部のハウジングの配線、電極板への抵抗の接続等を行った。PADでのハンダ付けで、ケーブルが比較的頑丈で、ハンダ部分にケーブルより強いはがすような力がかかるので、取り扱い方に注意が必要であった。ハンダ部分の補強方法を考えたい。TPC試験方法の具体案を作成したい。 このとき、ハウジングの材料としてPeekの使用をしなければならないことが指摘された。低温グループにその入手を相談する、

以上。