1/9のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ

日時:1月9日、水曜日、午前10時より
場所:新実験室会議室(旧NML実験棟)
出席者:田中、真木、春山、田内、東(KEK)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

-----1月9日 meeting :午前10時〜11時

1. グリッドにかける電場のシミュレーションに関して(東)

Garfield, 3D Maxwellを用いて、液体キセノンTPCのシミュレーションを行い、グリッド電圧を最適化したい。
Q : 液体キセノンのパラメーターが欲しい。
C : 早稲田に詳細なデータがあるはず。
C : 最初、電子増幅回路(GEM)無しで(2層式?) 511keVの信号が見えるかどうかを試す。

2. 洗浄に関して(田中)

MEG実験などシンチレーション光のみを使用するこれまでの検出方法と違って,TPCでは格段に液体キセノンの純度が必要になる。このとき、TPC構成部品などの洗浄方法の確立がひじょうに重要になる。

TPC本体とテスト用容器との取り合いの試験、そして、液化装置の新実験室への搬入は午後1時半より行う。

Q : 洗浄をするのが難しいのではないか。
C : アルミ板の洗浄ではアルカリで溶かす方法を用いている。何十秒という限定使用 により、部品の段階で洗浄し、加工時の油を落としている。
C : PMTはアルコール・アセトンなどでの洗浄が可能? TPC部分は難しい。
C : HamamatsuにPMTをどのように洗浄したのか聞いてみるのもよい。
C : 超音波洗浄は大型になると難しい
C : 板をコーティングする方法を試してみる。 USLフッ素グリース、USL完全フッ素油、ポリマー etc
C : 超純水を使う方法 (キャビティの洗浄に用いられている。)
Q : きれいさや油の減少をどのように評価、アセスメントするか
C : 真空を引くことによるアウトガス?
C : 最初は端切れなどを使って試す。
C : モールドするか。
C : モールドは低温時のひずみのため不適当と思う。

3. TPC本体とテスト用容器、液化装置搬入

TPCのフランジ部への取付け部分でTPC側が四角でその四隅がフランジのO-リング用の溝に近すぎることがわかった。その取付け部分を改良することにした。

液化装置を搬入し、部品を改めて確認した。配電盤工事がまだなためくみ上げは行わなかった。

次回は1月24日(水曜日)、午後4時より、3号館7階725号室で行う予定。