10/4のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ

日時:10月4日、木曜日、午後4時より
場所:3号館7階725号室
内容:TPC構造用素材の最終提案と決定、その他
参加者:KEK 田中、田内、 東 他

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

-----10月4日 meeting :午後4時〜5時 

1. 東:整電部材料の最終提案

プロトプロトタイプではM6ネジの長ネジ+スペーサー+ナットを用いた組み立て方を提案する。このとき、『スペーサー中に空気が入る』問題がある。これはスペーサーに穴をあける等の対策を施す。

材料の最終提案

ネジ・ナット レニー(M6,L) : 安価である。
スペーサー セラミックス
電極板 SUS 1mm厚さ

メッシュ試験

スタイキャストによる接着の冷却試験(温度サイクル)を行ったが、概ね良好であった。 スタイキャストには導電性がない。
C : スタイキャストの2液混合比は97:3であるので、精密な重量測定、取り扱いが必要であった。
C : 導電性がないため、メッシュ接着後電極端子をメッシュ面に重ね挟み込んで締め付けることが必要である。

2. 田中 : パッド、PMT固定部の設計

9/13のTPC構造(pdf)にしたがって説明を行った。 特に、HVやシグナルのケーブルの這わせ方が難しい。 PAD素材はセラミックが高価なため、次善のG10-FR4 (Flame Resistant 4)を考えている。もし、吸湿性等不純物が多いとき、G10-FR5にする。
C : クライオスタットの真空部を通すことによって解決できるのでは?(春山案)
C : できれば、液体キセノン中のTPCでのHV,シグナルケーブルとの接続はコネクターが使用出来るとよいと思う。
C : PMTのHV, signalは下のフランジから取り出すこともできる。
Q : プロトプロトタイプTPCの製作にどれくらいかかるか(日数)。
A : 加工に2週間程度。
Q : 製作後の試験は何か
A : 実験室の使用出来るのが12月以降、もしかして来年になってしまうので、液体窒素などを利用した冷却試験を行うことができる。このとき、PMTの低温での使用に注意がいる。-100℃ではOKであるが、液体窒素温度(-200℃)で大丈夫なのかはわからない。

3. その他

来週、冷凍機システムの説明を春山が行う。
Q : 緊急時にキセノンガス回収用のタンクが必要ではないか。
A : 気体キセノン回収用のものとして、1.5Pの液体に対して1m3のタンクがあれば十分でる。
C : 富士実験室 B3にそのようなタンクがある。おそらくVENUSグループの使用した液体アルゴンのものと思われる。
また、次回の打ち合せでプロトプロトタイプTPCの最終設計を示したい。

4. 来週のmeeting

10月11日木曜日午後4時より行う。