9/27のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ

日時:9月27日、木曜日、午後4時より
場所:3号館7階725号室
内容:TPC構造・素材試験, PMTのキャリブレーションの進捗状況、その他
参加者:KEK 田内、 東 他

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

-----9月27日 meeting :午後4時〜5時 
先ず、予算執行状況を確認した。すでに執行されたものとPAD用読み出し基板制作費(田中担当)を総執行額として、約250万円がTPC検出器関連予算として残っている。

1. 東:進捗状況

電極板間のスペーサ(5mmφ、10mm長さ)28個の長さの測定をノギスで行った。測定値は 10.02 -10.13mmにあり、平均値は10.06mm、σ= 0.022 mm ( ガウス分布)、すなわち、0.2%のばらつきであった。
Q : 測定値の分布のRMS ( Root Mean Square )はいくらか。
A : 計算していない。
C : 分布を見てみるとガウス分布によくフィットしているようなので、RMS値とσの値は同程度と思われる。RMSも計算してほしい。
電極板を取付けるロッドの先端(片方のみ)をねじ切り加工した。この先端部はネジ示し、他のほうをセットカラーで電極板を固定した。実際には、トルクレンチで六角ナットを締め付けた。そのとき、ロッドを変形させてしまった。3種類ほどの素材を試験したが、すべて変形してしまった。原因はセットカラーの穴径とロッド径との隙間のため、セットカラー内均等にロッドを固定出来なかったことである。また、この方法では電極板をロッド軸方向にしっかりと固定することが難しいことがわかった。今後、この端もネジ止めすることにしたい。

先週、田中、東でgrid/電極用メッシュをスタイキャストで金属枠に接着した。2液混合比を精確にしなければならなかった。メッシュのしわを指でのばして重しをして接着した。メッシュの粗い、ワイヤーのより太いものを接着するとき、しわをのばし接着中平面性を保つ特別なジグがいる。その一つの例としてGEM作成用のジグが紹介された。

Q : 予定では9月中にプロトプロトタイプで使用する素材、組立て方法を決定することになっている。したがって、次回のmeetingで提案してほしい。そのためには、必要な冷却試験などを行うこと。
A : 接着したメッシュを明日に冷却試験したい。液体窒素とドライヤーなどの必要なものなど低温グループの協力を得る。 また、上記の提案書を次回meetingまでに作成する。

2. 来週のmeeting

予定通り10月4日木曜日午後4時より行う。