8/30のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ

日時:8月30日、木曜日、午後4時より
場所:3号館7階725号室
内容:TPC構造・素材試験の進捗状況、年度計画など、その他
参加者:KEK 田中、真木、田内、東 ; 横浜国大 佐藤、宮本 他

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

-----8月30日 meeting :午後4時〜6時

1. 東:年度計画

(以下、東の提案+話し合いの結果提案されたことのまとめ。)
Q : PMTのキャリブレーションの計画について
C : 回路室の引越し中で、当面回路室からエレクトロニクスを借りることが難しいかもしれない。 すでに設備のあるカウンター実験ホールで行うことを考える。解析ソフトウエア(root)の準備も必要である。詳細は来週の打ち合わせで報告・議論したい。
Q : プロトタイプの大きさ・規模はどのようなものか。
C : MEGのプロトタイプ用のクライオスタットが使用出来るかもしれない。その場合に、どれくらいのプロトタイプが製作出来るかの検討も必要である。
C : 2つ製作し、PETのように2γ同時計数試験を行えるようなものがよいと思う。PET用解析ソフトウエア開発にも結びつく。
C : プロトタイプとしてはLXePETの『1ユニット』とほぼ同じ大きさのものがよいと思う。 2γ同時計数を考えるなら、このプロトタイプとともにプレプロトタイプを用いることもできる。
Q : プロトタイプ用試験用の放射線源が必要になる。
C : MEGでは線源をチェンバー内に埋め込み測定。
C : TPCの性能評価には線源を動かすメカニクスが必要と思われる。
Q : PMTのキャリブレーション用の光源はどうするか。
C : 青色LEDなどを使う。光ファイバーで通す。LED用のパルサーなどのエレクトロニクスが必要である。また、放射線源とシンチレーターの使用も考えられる。この場合、キセノンのシンチレーション光の波長との違いを顧慮しなければならない。
C : キセノンランプを用いることもできる。

2.青座(東 説明):電場計算

佐賀大学M2の青座よりMAXWELL-3Dによる電場計算の結果が東の元に届く。
C : 今回は、ひとまず計算できるという確認の意味合い。
C : LXeの比誘電率、電気伝導度がわからないため、真空中を想定。   
C : ゲージの外の構造(抵抗、PMTなど)が取り入れられていない。
Q : ジオメトリー、パラメーターの修正そして再計算にどれだけの時間がかかるか。
Q : 色のステップが大きすぎる。境界条件を大きく。
Q : ケージの外にグランド板が欲しい。PMTの表面を電場0と見立てることが可。どれだけ離すことができるのか情報が欲しい。
Q : 電子をドリフトさせることは可能か。
C : Garfieldを使うことにより可能。
Q : 電場の歪みを定量的に評価する方法の一つとして、電場がアノードに到達する領域、または、一様な有効領域(フィジュアル・ボリューム)を求めるものがある。
C : 佐賀大・青座の使用しているMAXWELL-3DはKEK LCグループの購入したもので、その使用にはプログラムのはかUSBキーが必要である。
Q : 次回に、青座が直接、TV会議に参加し議論ができるようにしたらどうか。