6/7のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ

6月7日 meetingメモ

春山(KEK):

Nantes大学の液体キセノンTPC(長さ12cm, 24kV )の写真を紹介した。『左の白いのは24kV用のセラミック碍子、右の白いのはたぶんマコールでしょう。NANTESでは6月下旬にキセノンシステムの安全回収試験を行った後、7月初めからこのチェンバーにキセノンを溜めて電圧をかける試験を予定しています。高純度精製の機能確認にもなります。』
Q : シグナルはどこから取り出すのか
A : ?
PMTは我々のR5900-06AL12S ASSYと同じと思われる。
ー 5/9-11にKEKで開催されたFJPPL07ワークショップ(http://indico.in2p3.fr/conferenceDisplay.py?confId=146)でのNates大学の Dominique THERSのpresentationを見ると;
PMTはカソード側に取付けられている。アノードはその反対のフランジ側にある。グリッドとして、Micromeshが用いられ、3x3cm^2のアノードはMicromesh readoutとなっている。TPCのドリフト領域はテフロンのシリンダー内である。このテフロンのシリンダーが構造体となっている。電極板がどのように固定されているのかはこの図からはわからない。アノードの読み出し面はフランジの外側の真空中にある。したがって、プリアンプなどのフロントエンドエレクトロニクスも真空中に置かれる。添付の図の1ページ目と2ページ目とではTPC構造で、直方体とシリンダーの違いがある写真と比べると2ページのものが実際作られてものと思われる。(田内)

東(佐賀大):

電極板固定用のロッドの留め金の図面を説明した。
Q : 軸方向の締め付けは別に行う必要がある。
Q:全部が相対的に締める構造となっているが、どこか一つ固定点が必要ではないか?    例えば、貫通していない金具で一方の端を固定することなど。 グリッド用としてメッシュはMicromegas用のものを想定している。大きさは6cm x 6cm、 厚さは2mmである。
Q:如何にとめるのか、
Q:低温中で平面性を出すのはどうするのか。
Q:パッドの設計もする必要がある。例えば、5x5mm^2の4x4=16個のレイアウト。
ー 一般に、マイクロメッシュは電圧をかけることにより高さ50umのスペーサを挟んでアノード面に『密着』する。市販のメッシュの材質はSUSやニッケルなどがある。参考資料をwebサイト(http://www-jlc.kek.jp/~tauchi/index/LXeTPC/meetings/d070607/ )に置いた(田内)。

田中(KEK):

パッド用の基盤として、厚さ1.6mmのセラミック基盤を紹介した。

東は6月13日水曜日の夕方KEK到着で2週間KEKに滞在する。この間に、グリッド,パッドなどを含めたTPCの構造など詳細に議論することになった。また、適当な時期に早稲田大学の現場を見学することが提案された。

真木(KEK):

7月30日、の放医研で次世代PETワークショップがある。2ページ程度の予稿が今月中に必要。
ー そのスケジュール案を下記に添付した。(田内)

田内(KEK):

素核研・測定器開発室より、液体Xe関連の設備投資分470万円とその他の検出器周辺関連300万円の予算が認められた。前者は、『今後のKEKの液体キセノン開発の公共財となるような汎用システムの構築』が期待されている。したがって、300万円の予算で、TPC製作、素材試験等を行う予定を立てることになる。
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    次世代PET研究会スケジュール案(敬称略)  	2007.5.14版

日時:2007年7月30日(月)  主催: 放医研・分子イメージング研究センター
午前10:00˜午後5:55	:研究会
午後 6:00˜午後7:30	:懇親会
		懇談会の会費2000円(学生1000円)は当日研究会受付にて
研究会場所:放医研・重粒子治療推進棟 2階大会議室
懇親会場所:放医研・重粒子治療推進棟 地下1階セミナー室

第1部 jPET 関連
10:00-10:05 開会の挨拶	米倉義晴理事長
10:05-10:15	(1)村山秀雄(放医研)	:概説
10:15-10:30	(2)吉田英治(放医研)	:jPET-D4 のハードウエア
10:30-10:45	(3)山谷泰賀(放医研)	:jPET-D4 の画像再構成
10:45-11:00	(4)稲玉直子(放医研)	:DOI 検出器
第2部 TOF-PET など
11:00-11:15	(5)澁谷憲悟(放医研)	:TOF-PET 用検出器
11:15-11:30	(6)小林哲哉(千葉大菅研)	:TOF-PET 画像再構成
11:30-11:45	(7)人見啓太朗(東北工大)	:シンチレータ
11:45-11:00	(8)薄 善行(古河機械)	:シンチレータ
12:00-12:15	(9)渡辺光男(浜松ホト)	:TOF-PETなど
12:15-13:00	  lunch
第3部 新規検出器と回路
13:00-13:15	(10)片岡淳(東工大)	:APD の開発とその性能
13:15-13:30	(11)錦戸文彦(放医研)	:APD のPET用検出器への利用
13:30-13:45	(12)高橋浩之(東大)	:信号処理用ASIC 回路
13:45-14:00	(13)上野雄一郎(日立製作所):半導体PET装置
14:00-14:15	(14)真木昌弘(KEK )	:新規検出器
14:15-14:30	  break
第4部 小動物・マンモPETなど
14:30-14:45	(15)高橋慧(千葉大河合研)	:OPET
14:45-15:00	(16)田島英朗(東工大)	:OPET
15:00-15:15	(17)高橋悠(千葉大菅研)	:マンモ用PETの画像再構成
15:15-15:30	(18)山本誠一(神戸高専)	:PET装置の試作状況
15:30-15:45	(19)大井淳一(島津製作所)	:マンモ用PET
15:45-16:00	  break
第5部 PET の定量性
16:00-16:15	(20)木村裕一(放医研)	:機能イメージングの定量性と装置
16:15-16:30	(21)志田原美保(放医研)	:小動物装置
16:30-16:45	(22)和田康弘(理研)	:小動物装置
16:45-17:00	(23)長谷川智之(北里大)	:PET定量性とシミュレーション
17:00-17:15	(24)佐藤泰(産総研)	:PET装置のトレーサビリティの確立
17:15-17:30	(25)赤羽恵一(放医研)	:PET検査における被ばく
第6部 討論会		司会:山谷泰賀、村山秀雄
17:30-17:50	討論のテーマ: 「PET装置の定量性と機器の研究開発」
17:50-17:55 閉会の挨拶	菅野巌分子イメージングセンター長
18:00-19:30	懇親会(挨拶:菅野巌分子イメージングセンター長)

事務局:村山秀雄 (e-mail: mur@nirs.go.jp)

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