5/17のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ

(1)ガンマ線源(KEK 田内)

Checking source - KEK放射線管理センター(3500)から借りることも検討する。  電話連絡:Na-22 377kBqのチェッキングソースが借りられる。(直径5cm、厚さ2cm程度の容器)  手続きには、使用目的、日程、場所などが必要。使用場所は一般区域でもよいが事前に検査が必要とのこと。 これと平行して、液体キセノン中でのソースの検討を行う。XMASSでのガンマ線源を問い合わせ中。

(2)TPC図面(佐賀大 東)

Namingの説明がほしい。 3角法にしたがった図面の作成も必要。 図面上の線は白黒だけでわかるように線幅を換えること。

dwf の形式で出力( CAD )であれば、田中(KEK)が修正、変更等が行え、KEK工作センターへ提出出来る。

電極セット用のロッドの構造 

          
  1. 中心ロード一本とスペーサー
  2. 中空のはめ込み式(中空の中に金属棒をいれてボルト締め)
電極用の板の幅が広いが、平面性等確保するには必要と思われる。幅が広いとPMTでの集光効率が悪くなる。将来はワイヤーなども考える。

寸法:きりのよいものがよい。  いろいろのupgradeがある。

(3)素材調査(田中)

ケーブル: 10kV 同軸である必要はない。太い芯線の2本使用。
アノードパッド:イオンPlating 材質はどれでもよい(数μm 程度の厚さ)
      最初はエッチング(G10)でパッドを作る
フィードスルーは未調査。
ATLASグループのアンプが利用出来る。(出力は0.8V/pC)
> From: Takatoshi HIGASHI 
> Date: Thu, 17 May 2007 09:23:49 +0900
> 
佐賀大学の東です。
昨晩、図面の依頼を受け早速ですが作成した図面を送ります。
まだネジ穴など接合部分に関して不明な点があり、設計できていませんが、
ひとまず送ります。


添付:
TPC_CAD_1.pdf
TPC_CAD_A.pdf
TPC_CAD_B.pdf
TPC_CAD_C.pdf

計:4つ

添付ファイルが見れない場合にはWeb上から取得をお願いします
http://www-hep.phys.saga-u.ac.jp/~higashi/TPC_CAD_1.pdf
http://www-hep.phys.saga-u.ac.jp/~higashi/TPC_CAD_A.pdf
http://www-hep.phys.saga-u.ac.jp/~higashi/TPC_CAD_B.pdf
http://www-hep.phys.saga-u.ac.jp/~higashi/TPC_CAD_C.pdf

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佐賀大学大学院工学系研究科
博士後期課程

東 貴俊

tel/fax : 0952-28-8545
e-mail : higashi@hp2.phys.saga-u.ac.jp


> From: SHUJI TANAKA 
> Date: Thu, 17 May 2007 16:02:51 +0900
 杉山様、

他に既製品であるセラミックスには
坂口電熱
http://www.sakaguchi.com/lineup/lineup.html
株式会社ワールド
http://www.world-group.co.jp/steatite/steatite-me.html
友玉園セラミックス(製品カタログページ)
http://www.yugyokuen-ceramics.com/standard-products-2.html#a
などがあります。

 田中

> From: 杉山 晃 
> Date: Wed, 16 May 2007 21:40:13 +0900
> 
みなさま

メーリングリストに佐賀大の東くんも追加してください。
かれに図面を描いてもらっていますので、最初の絵がおくられてくると 
思います。

田中さんにセラミックのスペーサーを教えていただきましたが、それに 
使えるロッドがまだみつかりません。
RSオンラインというページで工業用素材、セラミックやエンジニアリン 
グプラスチックの部品がいろいろのっておりますが、デルリンにしろMACOR にし 
ろ径は6mmが最小のようです。既製品では。
KEKの工作ではMACORの加工とかしてもらえますか?

その他の情報がありましたら、教えてください。

以上途中経過です。
出張や、会議が多くすすんでいませんが。


> From: NAKAMURA Shogo 
> Date: Wed, 16 May 2007 17:56:21 +0900

田内先生

いろいろお世話になります。

以下の件ですが,神岡の中畑先生の話では,XMASSでは,

 サイズが大きい(8mm径ぐらい)ものでもよければ、真空中でも液体窒素温度でも
 使えるような線源をアイソトープ協会経由で作ってもらったことがあります。
 Co60, Cs137のようなソースのサイズが気にならないようなソースならば、
 仕様を決めてアイソトープ協会に頼めば、ソースメーカーにあたってもらえます。

とのことでした。既にご存知かもしれませんが念のためお知らせします。

なお,明日は私は出張のために会議に参加出来ませんが,当方の院生が
(Skypeはnakalab1で)参加させて頂く予定です。
どうぞ宜しくお願いします。

それでは。

> From: "T.Tauchi" 
> Date: Tue, 15 May 2007 15:30:52 +0900
> 
皆様

以下の3つの私の分担分についての経過報告です。
>  ・材質等  寺沢氏(慶応大,早稲田大 )へコンタクト - 田内 
>      ( 寺沢氏電話番号調査 - 春山)

春山さん、お願いします。

>  ・ガンマ線源 KEK放射線センター 俵氏へコンタクト - 田内
>           カソード面に穴をあけ、ガンマ線源をカソード裏面に取付ける

俵さんが不在でしたので、伴さんに相談しました。放射線源の強さが1MBq以下であれば、密封線源の場合、使用場所はどこでも良いとのことです。この上限値は今年4月からだそうです。(以前は3.7MBqであったとのことです)日本アイソトープ協会で購入することになるが、発注する前に斉藤さんに申請書を提出してほしいとのことです。

ガンマ線源(Na-22)について、日本アイソトープ協会に問い合わせました(櫻井氏と電話と電子メールの交換)。-100℃の液体キセノン中で使用可能を仕様としているものはないとのことです。密封線源には等級があり、それにしたがって温度、圧力、衝撃、振動、パンクの5項目の試験通過が課されています。

櫻井氏談『http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,1000,110,151,htmlの項目4.JIS等級の表をご覧下さい。』

温度で2級以上のものには、-40℃、20分間の試験が行われています。

櫻井氏によると、『これはあくまで「-40℃、20分間の試験を通過した」ことを表すものであり少なくともそれだけの耐久性があることを示すと言えますが最大の耐久性や-40度を超える耐久性については全く分かりません。』とのことで、あくまでも液体キセノン中で使用できるものとなれば、特注しかないとのことです。その場合、製造元で実際に液体キセノン中での試験を行ったりするため、かなり高額になるであろうとのことです。

カタログ商品としては、QSA社製のNa-22(納期2ヶ月程度)、
SKR8122   37kBq  121,800円
SKR8152 370kBq  121,800円
SKR8252CE 3.7MBq  187,950円
これらの等級は、ISOのC.34313で、温度で3級です。

また、日本アイソトープ協会製のNa-22(納期4週間)、
                               コード番号 価格JRIA成績書付 JCSS校正証明書付
3.7kBq  37kBq  370kBq  1MBq    NA401    74,000    87,000  
3.7kBq  37kBq  370kBq  1MBq    NA402    74,000    87,000
3.7kBq  37kBq  370kBq  1MBq    NA403    74,000    87,000
3.7kBq    -       -          -          NA404    74,000    87,000
参照:http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,914,110,151,html
これらの等級は、NA401と403でJIS Z/88/C22212、温度で2級です。(ISOもJISも同じ規格)。

櫻井氏は、『QSA製をご紹介したのは、等級が高く、海外製としては納期・価格ともに
ご購入しやすい製品であるためです。』とのことです。

したがって、5/17の打ち合わせで、液体キセノン中の使用の可否、線源強度などについて議論したいと思います。

>  ・PMTのソケットなどassemblingの確認  HPKへコンタクト - 田内

浜松ホトニクス株式会社 電子管営業部 岡田さんより、 『現在特殊用途用なので、PMTとあわせて回路を組み上げております。予定では6月3日ごろに、発送予定となります。』との返事がありました。また、光電子増倍管用アッセンブリの詳細についての資料(寸法、回路図、部品の材料など)をお願いした所、『回路図程度しかありませんが、基本は、早稲田大学、東京大学でXe実験でつかっ
た回路をそのままつかっていますのでXeを汚染する可能性は低いと思います。図面を確認してお送りするようにいたします。』とのことです。さらに、『図面とともに、材質もお願いします。できればG10製のPCボードは避けたいと思っています。早稲田大,東大とは違って、電離電子も検出するためさらに純度が必要です。』と伝えました。

5/17の打ち合わせで、アッセンブリの回路図面、素材などについての議論ができればよいと思います。

以上、とりあえず。
よろしくお願いします。
田内