(1)液体キセノン試験容器の構造:添付ファイルの1ページに全体図があり、2ページに液体キセノン容器、3ページには液体窒素による一次冷却用のパイプ(N2パイプ)が示されている。この図より、液体キセノンの容器の内径は102mmで、深さは現状では319mmである。この深さはN2パイプの長さを短くすることにより、450mmまで可能である。したがって、TPCそして光電子増倍管も含めてこの容器内(102mmφ x 400mm深)に収める必要がある。
(2)光電子増倍管は液体キセノン用のR5900-06AL12S ASSY(浜松ホトニクス)を使用する。この図面は5-6ページにある。この大きさは27.7 x 27.7 x 38.3 mm^3である。
(3)キセノンの純化はガスで行う。
(4)TPCの原案が杉山(佐賀大)より送られた(4ページ)。shielding gridはposition ionsによるinduced chargeをshieldするために必要と言われている(O.Bunemann et al., Can. J. Res. 27A (1949) 191. )したがって、gridのあるものとないものを作成し、gridの役割を検証する。
(5)材質について調査が必要。MEGではG10、テフロンは問題ないが、電離電子移動の必要なTPCに対しての調査。液体アルゴンカロリメータの経験のある海野氏に相談(真木)。これに関してWebEX参加の田中より『ワイヤー、接着剤、抵抗、コンデンサー、ハンダ、ケーブル、フィードスルー、筐体などの温度依存による性能の変化、熱収縮の影響など』の調査・整理の必要性を、特に、KEK測定器開発室への提案書中に明示することを指摘された。
(6)開発研究場所の候補: 中性子棟準備室を調査したい。
(7)作業分担