2002/02/08   XFree86 4.2.0 and ROOT-3.03.00 on MacOS X Release

XFree86 v.4.2.0 になって Darwin の rootless mode が正式サポートとなった。 また、このバージョンから GUI インストーラつきである。 ROOT 3.03 系列の開発者版がスタートしたが、それ以来、MacOS X サポートは壊れていたようだ。 パッチを the ROOT team に送った。 パッチは CVS に取り込まれたので、CVS 版は、そのまま素直にコンパイルでき、 問題なく走る。 バイナリー tarball は root_v3.03.00-cvs020207-macosx.tar.gz である。一応、全ての標準テストにはパスした。 ところで、Apple の /bin/sh が zsh のシンボリックリンクであることはよく知られているが、 これはくせものである。例えば zsh の中で

HOGE=`CDPATH=:; cd ../hoge && pwd`

などとすると、HOGE=/..../hoge となってほしいのに HOGE=/.../hoge (改行)/.../hoge とパスが繰り返されてしまう。これは、CDPATH がセットされている状態では cd のたびに移動後のディレクトリーのパスを echo するので、pwd の出力とだぶってしまうわけである。 そこで、

HOGE=`CDPATH=:; cd ../hoge 1>/dev/null && pwd`

等という姑息な手を使うか、(emulate sh) を挟む必要がある。

今までにコンパイルしたMacOS X Release 用の rpm については、 spec ファイル、パッチ、ソース RPM、バイナリー RPM それぞれについて SPECSSOURCESSRPMSRPMS に対応するものが置いてある。RPMS 以下の ppc はマシン依存な RPM 、noarch はマシン非依存な RPM の置き場所である。バイナリーのみの RPM および Tar Ball のみのパッケージの場合には、ソースおよびパッチは src に、また、Tar Ball は tgz にそれぞれ置いてある。新しいものは ~fujiik/macosx/10.1.X/ 以下にある点に注意(~fujiik/macosx 直下のものは Public Beta 用の古いもの)。  いつものように使う場合は自己責任で。


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