util-linux-2.10d-1a.ppc.rpmprocps、knfsd、fbset は ftp://rawhide.redhat.com/pub/rawhide/SRMPS/SRPMS のものを rpm --rebuild したのみ。
mount-2.10d-1a.ppc.rpm
losetup-2.10d-1a.ppc.rpm
procps-2.0.6-1.ppc.rpm
procps-X11-2.0.6-1.ppc.rpm
knfsd-1.4.7-7.ppc.rpm
knfsd-clients-1.4.7-7.ppc.rpm
fbset-2.1-1.ppc.rpm
util-linux-2.10d-1a.src.rpmである。2.10d に対応させた私家版 nfsmount のパッチを使っている。開発環境は
binutils-2.9.5.0.14-0aを使った。
glibc-2.1.3.0j
gcc-2.95.2-1cm
カーネルは、標準の 2.2.14 に BenH 氏の http://calvaweb.calvacom.fr/bh40/vmlinux.ibook.11.gz の内、usb パッチ以外(USB がないので)をあてて作成。コンフィギュレーション(.config)はこれで、IP MASQUERADE を使えるようにしてある。 2.2.14 のカーネルヘッダー
kernel-headers-2.2.14-1a.ppc.rpmも用意する。
mol-0.9.32-1.src.rpmを http://www.ibrium.se/linux/ より入手し、rpm --rebuild、
mol-0.9.32-1.ppc.rpmを rpm -ivh する。http://www.ibrium.se/linux/userguide.html に従い、strip_nwrom した Mac OS ROM を /usr/lib/mol/rom/rom.nw におく。 これで、X の中で startmol とすればウインドウモードで Mac OS が走り始めるわけだが、PowerBook で使う場合、狭いのでフルスクリーンモードで使うよう
/etc/molrcを
.....のように変更。processor、ram_size もプラットホームにあわせる。これで、CNTL+COMMAND+F2 などとして VC2 に行き、root で startmol する。VC7 で VC1 の X が走っていたとすれば、VC8 が Mac OS となる。VC の移動後、キーボードやマウスの挙動がおかしい場合は、CNTL+COMMAND を押すとなおる。
enable_mol_video: yes
enable_xvideo: no#enable_mol_video: no
#enable_xvideo: yes
#xscreen: 800/600
.....
Mac OS 側で TCP/IP が使えるようにするには、Linux 側と Mac OS 側で異なる
IP アドレスを用意する必要がある。使える IP アドレスを複数持っている場合には、ただ単にそれを指定すればよい。使えるアドレスが1つしかない場合は
Linux 側で IP Masquerade の設定をし、プライベートアドレスを使う。ここでは、linuxppc-user
(msg00783) に従い、ネットワークインターフェイス一つで間に合わせることにする。
まず、ipchains をインストールしていない場合は
ipchains-1.3.8-3.ppc.rpmを入れる。後は、root で
# echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/ip_forwardなどとし、Mac OS 側の TCP/IP で
# /sbin/ifconfig eth0:1 192.168.1.1 netmask 255.255.255.0 arp broadcast 192.168.1.255
# /sbin/ipchains -P forward DENY
# /sbin/ipchains -A forward -s 192.168.1.0/255.255.255.0 -j MASQ
IP アドレス: 192.168.1.2等とすれば、外に出ていけるようになる。
サブネットマスク:255.255.255.0
ルータアドレス:192.168.1.1
ネームサーバーアドレス:xxx.xxx.xxx.xxx(使えるもの、192.168.1.1 も可)
今の所、全く安定しており(もちろん、Mac OS はフリーズする場合がないとは言えないが Linux がカーネルパニックになることはない)、PowerBook のユーザーにはとても便利。後は音が出れば言うことはないのだが。