jp-tkmail-4.0beta9-2i.ppc.rpm
jp-tkmail-4.0beta9-2i.src.rpm
それと、root の新しいバージョンが出ていたのでアップグレード
root/tgz/root_v2.22b8_linuxppc-r5.tar.gz
使った私家版パッチは
root/patches/root_v2.22-x3d.patch自前の root applications も問題なく動く。
root_v2.22b6-g2c.patch
root_v2.22b6-makedep.patch
root_v2.22b6-test.patch
インストールは基本的に tarball の展開のみ。
# tar -zxvf root_v2.22b8_linuxppc-r5.tar.gz -C <somewhere>
# cd <somewhere>
# ln -s root_v2.22b8_linuxppc-r5 root
使い方は
$ export ROOTSYS=<somewhere>/root
$ export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$ROOTSYS/lib
# export PATH=$PATH:$ROOTSYS/bin
としておいて
$ root
とするとロゴが表示され root セッションが始まる。ロゴがうっとうしければ、-l をつける。
$ root -l
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* W E L C O M
E to R O O T *
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* Version 2.22/08
7 July 1999 *
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* You are welcome to visit our Web site *
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http://root.cern.ch
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FreeType Engine v1.1 used to render TrueType fonts.
CINT/ROOT C/C++ Interpreter version 5.14.7, Jun 26 1999
Type ? for help. Commands must be C++ statements.
Enclose multiple statements between { }.
root [0]
ここで、root [数字] が入力プロンプト。"." で始まるセッション固有のコマンドに関しては、"?" で help が見られるが、まずは、セッションからどうやって出るかは最低限知る必要がある。
root [0] .q
で、出られる。デモを見るには
$ cp -ar $ROOTSYS/tutorials .
$ cd tutorials
$ root -l
で、root セッションを再起動、
root [0] .x benchmarks.C
などとすると、デモと同時に自分のマシンのベンチマークができる。root 自体は非常に一般的に作られた解析用のオブジェクト指向のフレームワークで、それを使っていろいろなアプリケーションが作れるが、取り合えず、gnuplot の代わりに使うこともできる。プロットの文字や色、線の太さなどのアトリビュートや、配置など GUI で変更できるので大変便利。
特長は、コマンドライン言語も、プログラミング言語も全て C++ であることで、日本HPの後藤さんが開発された CINT という C++ インタープリターで、入力を解釈し、実行する。複雑な入力はマクロにしておけば、インタープリターモードでも、コンパイルすればバッチでも C++ のプログラムとして実行できるので、解析プログラムの開発などで威力を発揮する。また、2.22 からは、コマンドライン補完もしてくれるので、すぐタブをたたく癖のついている人も大丈夫。
事始めとしては、白崎氏の書いた”猿にも使える ROOT”を読んで使ってみるのがお勧め。氏は、gimp や gyve の日本人開発チームの中心人物の一人。
http://www.awa.tohoku.ac.jp/~yasuhiro/
から手に入る。
時間ができたら、私自身初心者なので、使い方をまとめたいと思っているがいつになることやら。イベントジェネレーターや、測定器シミュレーターなど、ROOT
を使って開発中なので、それらのけりがついてから。