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アプリケーション

ROOT の独立したアプリケーションを作る場合は、


  #include "TROOT.h"

  TROOT MyTinyApp("Smallest", "The Smallest ROOT Program");

  Int_t main() { return 0; }
のように、${\tt TROOT}$ オブジェクトをグローバルスコープで、 あらゆる ROOT オブジェクト (すなわち基底クラスである ${\tt TObject}$ クラスの 派生クラスのオブジェクト) を作る前に作らなくてはならない。 また、全ての ROOT オブジェクトが消えてなくなるまで、 消えてはならない。 これは、${\tt TROOT}$ オブジェクトが全ての ROOT オブジェクトの 生成消滅をカスタム ${\tt new}$ とカスタム ${\tt delete}$ を通して管理するものだからである。 ${\tt TROOT}$ オブジェクトはスタックに作らねばならない。 これは、アプリケーションの終了時に確実に そのデストラクターが呼ばれることを保証するためである。 ${\tt TROOT}$ クラスはシングルトンである。 どの ROOT アプリケーションにもただ一つ存在し、 いつも ${\tt gROOT}$ ポインターによってアクセスできる。 このポインターにはすでに何度もお世話になった。


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Keisuke Fujii 平成12年12月22日