10-May-97
Agenda of CAL Meeting
1) 予算/旅費報告(96決算、97予算) 藤井
2) HPMT R&D報告 金谷氏
3) 3月のビームテストの解析結果報告 鈴木氏、戸枝氏。
4) HCAL増強作業の進捗状況報告 藤井、鈴木氏、戸枝氏。
5) 5月のビームテストの議論
テスト項目
スケジュール
人手
==> GSO相乗りテストの提案 筑波大 田中氏
6) JIM の作業スケジュールと分担について
7) 解析、論文の分担について
8) 4年生の扱いについて
9) この夏以降の改造作業等について
デザイン、事前に必要なR&D、etc...
1) 予算/旅費報告
'96決算(KEK予算分のみ)
予算総額 1700万円(通常700万円、共同開発1000万円)
品名 | 数量等 | 価格 | 累計 |
鉛板 | 4mm x 190 | 604.0 | 604.0万円 |
鉛板 | 2mm x 60 | 99.9 | 703.9 |
鉛板改造 | | 48.0 | 751.9 |
鉛吊具 | | 18.0 | 769.9 |
構造体 | | 85.5 | 855.4 |
遮光底板 | | 59.2 | 914.6 |
遮光用小物類 | | 10.5 | 925.1 |
シンチ枠 | 110 sets | 47.4 | 972.5 |
シンチレータ | SCSN-38 x 20 | 68.0 | 1040.5 |
シンチレータ | SCSN-38 x 51 | 138.7 | 1179.2 |
シンチ溝加工 | 110 sets | 206.0 | 1385.2 |
Scintillator Machining Test | | 4.1 + 13.9 | 1403.2 |
光ファイバーアセンブリ | 130 sets | 206.0 | 1672.5 |
Clear Fiber | 1mm x 4m x 500 | 26.4 | 1698.9 |
WLS Fiber | Various Types | 15.4 + 14.9 | 1729.2 |
光コネクタ | | 14.6 | 1743.8 |
PMTアダプタ | | 18.4 | 1762.2 |
アクリル板 | 110 sets | 63.3 | 1466.5 |
発泡スチロール | | 4.0 | 1766.2 |
Ar/Ethane ガス | 2本 | 12.3 | 1778.5 |
Preamps | | 13.2 | 1791.7 |
小物類 | | 2.1 + 3.7 | 1797.5 |
*)赤字分100万円はCDCより融通
'96旅費(KEK負担分のみ)
配分総額 100.5万円(年度当初20.5万円、追加配分60万円、再追加20万円)
meeting 17万円(延べ6人)
HPMT Test 18万円(延べ4人)
HCAL 製作 15万円(延べ6人)
HCAL beam test 46万円(延べ10人)
合計 96万円
'97予算配分額
共同開発 700万円
通常予算 950万円
旅費 70万円
'97申請予算案内訳;要求総額1960万円(共同開発分700万円を含む)
[I] 現行モジュールの増強
4:2、6:2比の測定のためシンチレータと鉛板の増設を行なうが、増設用のシンチレータ自体は
96年度予算で購入済。また全厚みを現在の鉛84cmから鉛96cm(6l)に増強する。
品名 数量 予算見積 執行金額
シンチ加工 110枚 206 万円 210 万円
シンチ枠 110個 48 万円 48.3 万円
鉛板 (2mm) 80枚 130 万円 129.8 万円
鉛板 (4mm) 20枚 100 万円 104.9 万円
WLSファイバー x 100 160 万円 220 万円
ライトガイド x 40 80 万円 未執行
PMTアダプタ x 40 10 万円 13.9 万円
増強分 小計 734 万円 726.9 万円(+80万円)
[II] タイルファイバー型への改造
シンチレータに溝を切り直してタイルファイバー型への改造を行なう。鉛シンチ比は8:2で行なう
ものと想定して費用を概算した。総額を削るため全120層の改造は行なわず、最後の30層は現行方式
のままと考えた。
シンチ加工 90 枚 630 万円
WLSファイバー 90 層分 320 万円(現有WLSは再利用するとして)
ライトガイド 75 PMT分 150 万円
PMTアダプタ 20 PMT分 6 万円
アクリル加工 90 枚 90 万円
小物類 30 万円
改造分 小計 1226 万円
[I]+[II] 必要金額合計 1960万円
これに対して実際の配分額は1650万円であった。うち807万円は既に現モジュール増強に
支出が決まっているので、タイルファイバーへの改造に確保されるのは843万円である。
これは想定改造費用1226万円の7割弱である。
4) CAL作業進捗状況
4-1) 鉛板 5/19(Mon) 納品予定。
4-2) PMT 信州でのテスト完了、KEKに到着済。
4-3) アルミ枠 全数(110)納品完了。
4-4) シンチ加工 全数(110)納品完了。
4-5) WLSファイバーアセンブリ 順次納品中。残約50、本日25納品予定。
4-6) ファイバーライトガイド 5月中旬納品予定。
4-7) シンチ組立 順次組立中。約50枚完了。WLSが律速。
4-8) シンチ測定 順次測定中。約25枚完了。問題があったが解決(?)。
シンチのペイントと枠へのコネクタ付けが出来ていれば、組立は慣れれば2人で1枚0.5時間。
残数約50セットの組み上げには約25時間=数日で完了できる。本日納品分の25セットは問題なく
でき上がる。最終納品が5/15位に来れば測定時間を考慮しても間に合う。
セットアップも含め、測定は2枚の測定に約3時間。製作よりも有意に時間がかかる。最終
納品分25セットの測定に約40時間=3-4日位。5/16から始まったとして5/19完了でぎりぎり滑り込む。
5) ビームテスト
5-1) 日程
5月 14日(水) 9:00 加速器ON
19日(月) - 21日(水) セットアップ作業予定(他の実験が無ければ)
22日(木) 9:00 pi2 Beam On、 T411開始
T411 測定約30シフト(含チューニング)
6月 2日(月) 1:00am Beam Off、 T411終了
2日(月) セットアップをpi2から撤去
3日(火) Belle セットアップ作業
4日(水) ビーム再開、Belle開始
5-2) テスト項目
a) 前回の測定で不備が有ったもの, if any.
b) Pb/Scinti比スキャンの完結;Pb/Scinti=4/2, 6/2, 8/2(check)
c) Pb/Scinti比スキャンの補完;Pb=16mmに固定して間のシンチを4,6,8mm.
d) Non-compensating EM でのHadron分解能
d-1) EM=4/2, Had=8/2 でEMの厚さを20Xo,25Xo,30Xo
d-2) CAL=8/2にしてその前にLeadGlass等のクリスタル系を置く
e) Acryl板の影響のSurvey;Pb=8/シンチ4にして、はさむ2枚を上流側、
下流側別々のPMTにいれる。
[補足説明]
b) Pb/Scintiスキャン補完
本来Pb/Scinti比のスキャンは鉛厚を固定して、シンチの厚さを変えて行なう方が
解釈しやすい。しかし色々な厚さのシンチを揃えるのは費用がかさむため、鉛の方を
色々変えて実験した。このためデータの提示のしかたは素直ではない。root(鉛厚)
依存性よりも分解能が良くなることにより、補償比において分解能が向上したという
論法になる。
今回シンチを増設したことによりシンチ過剰側の測定が出来るようになった。
Pb=16mmに固定してシンチを4,6,8と増やすことにより、シンチ過剰側で本当に分解能
が劣化するかどうかが確認できる。
d) Acryl板の影響
前回アクリル板であったものをシンチに置き換える。上流側のシンチへのエネルギー
と下流側のシンチへのエネルギーを別々にはかることにより何か分かるかもしれない。
GEANT simulation との比較をする際には重要なデータたりうる。
5-3) 参加者(予定?を含む)敬称略
全力常駐者 藤井芳昭、鈴木隆史、戸枝武明、金谷奈央子 出張延べ4名
一般常駐者 神前純一、松井隆幸、北条大介(?)、
杉本佳之、石崎智子(ともに放射線手続きがOKなら) 出張延べ2名
期間限定参加 竹下徹、川越清以、梶野文義、原和彦、金信弘 出張3名
山田要介、宮崎由之、加賀志穂佳、宮島明里、 出張4名
中川敦子、生田大悟、大田辰郎(手続きがOKなら)
その他??
昨年度のビームテストでは延べ10人の出張で46万円支出した。今年は昨年よりも旅費配分が
少ないので昨年以下に抑える必要がある。