KEK ILC Working Group の活動について
去る8月、ITRP によるLC の技術選択そして来年2月に予定されているGDI の発足というスケジュールに早急に対応するためにILCSCは11月にKEKでILC Workshop を開催することを決めました。既にKEKを中心として会議の準備が進んでいます。
この様な新しい事態に備えるべくKEK のLC 推進室はILC Workshopの5つの研究課題に対応するWorking Group を発足させ研究活動を開始いたしました。既に、それぞれの研究グループの活動 計画はグループ世話人から提案されURL、
http://lcdev.kek.jp/ILC-AsiaWG
で見ることが出来る状態になっています。
このワーキンググループ活動は、技術選択からGDI 設立までの過渡期に国内の核を育成するための暫定的な性格のもので、
- 「日 本国内」の研究者の研究活動を主眼に計画されたものであり、当面は、11月のWorkshop を近い目標に据えたものであります。したがって、今の時点で、これを世界規模のStudy Groupにすることは想定外であります。
- 当 然海外でもこのような暫定的なグループが作られていると思いますが、このような活動を世界で共有するものにするために来るILCワークショップではGDIへ向けた議論をすることになると思います。
- ワー キンググループの今後ですが、ILC Workshopの議論を通して世界の情勢を把握し、また、他の地域の活動と調和をはかりつつ、ワーキンググループの重点化が図られると思います。
よって、自然な形 でリージョナルティーム発足までにはR&Dに適した形に再編されるべきものです。
また、この研究活動 は、多くの関心をお持ちの研究者に広く開かれたものであるべきであると考え、特に透明性を重視して運営されるべきです。
アジアにおいてはKEKが応分の寄与をすることが期待され、既に、ALCSC においてKEK がRegional Center になるべきことが決議されています。この観点から、今回の研究活動は、国内の研究者を主眼にしていますが、アジアの研究者とも早い段階から連絡を取り合い ながら活動を進めるべきであると考えています。したがって、研究内容等は可能な限り英文でURLに掲載するように努力するつもりです。
関係各位のご理解とご 協力をお願いいたします。
LC 推進室