物理測定器関連報告  2004年12月20日

 

1.      会議議関係

(ア)  7th  ACFA Workshop(台北、11月8日〜12日)  http://hep1.phys.ntu.edu.tw/ACFA7/ 

@      参加者 94人(含 欧米12人)

A      会議中、SiD Re-Launch meeting, Large/Huge Detector Kick off meeting が開催された。

B      “Large/Huge Detector”Particle Flow に最適化した測定器案である。Kick Off meeting ではアジア2人、ヨーロッパ1人、アメリカ1人の Contact Person の体制で進めていこことになった。(その後の調整により、アジアは山本均氏(東北) HwanBae Park 氏(Kyungpook)がContact Person で進めていくことになった)

(イ)  ACFA WS Organizer meeting

@      11月8日(ACFA WS期間中)と12月9日(TV会議)に開催

A      LCWS2006 をインドで開催することを確認

B      第8回ACFA LC WS 2005 7月11日の週頃に韓国 Taeguで開催する。3.5日のWS。プログラムはLCWSでの議論などを踏まえながらこれから詰めていく

C      次回の会議は1月4日

(ウ)  World Wide Study Organizing CommitteeLCWS Program Committeeを含む)

@      7th ACFA WS 期間中および12月16日(電話会議)で開催

A      LCWS2005(SLAC、3月18日〜22日)のプログラム、SpeakerConvener等の議論

  http://www-conf.slac.stanford.edu/lcws05/default.htm (参加受付中)

B      台北での会合で、MDI panelDetector R&D panelCosting Panel、に加えて、「Detector Concept Support Team(仮称)が必要である」となった。これは、各Detector Conceptに共通な Physics Benchmark ツール(SimulationReconstruction) “Support”する部隊(もしくはWG)。どのような構成にするかはSLAC MDI Workshop (’05 1.6-1.8)時に WWSOC で議論する。その中身は ’05 1.13-15 ”Large Gaseous Detector Workshop(パリ)”LCWS2005で議論される。 

C      “Detector R&D panel” への Charge についての議論。

1.       Charge 1 :「世界中のLC 測定器R&Dのまとめを用意し、Web を適宜更新していく。」については合意

2.       LC Detector R&D program と測定器コンセプトの観点からどのように位置付け、その中でR&D panel はどのような役割を果たすかは議論中。アメリカは SiD 案にもとづくR&Dを進めたいので、きちんとしたレポートを用意したいもよう。ヨーロッパは既にTESLA案にもとづくR&D計画が進んでいるので大きなレポートを書くことよりは従来のものを適宜改善していく方向を望んでいる。アジアもこれに近い。これについては次回、再度議論する。

D      Snowmass Workshop について。これは、本来はRegional Workshop であるが、全世界的参加が呼びかけられているので、WWS OCでも取り上げられた。アジアから以下のメンバーがプログラム委員会などに参加している。

1.       Executive Program Committee: H.Yamamoto(Tohoku), Hwanbae Park(Kyungpook)

2.       Detector Program Committee: A.Miyamoto(KEK), S.Yamashita(Tokyo)

3.       Physics Program Committee: K.Hagiwara(KEK), R.Godbole(Tata Inst.)

(エ)  その他会議など

@      Micro Pattern Gas Detector 研究会(12/3-4 京都) 

A      DESY Simulation Meeting (12/9-10)   http://www-flc.desy.de/simulation
宮本がアジアで開発中のツール(JupiterSatellites)について VRVS を用いて講演

B      MDI MeetingSLACにて(’05 1/6-9) 山本(東北)、田内、杉本(KEK)が参加
http://www-conf.slac.stanford.edu/mdi/default.htm
 

C      LC-TPC Meeting、パリ(’05 1/12) 杉山(佐賀)、松田(KEK)が参加

D      “Large Gaseous Detector Meeting”、パリ(’05 1/13-15 杉山(佐賀)、松田、宮本(KEK)、山本(東北)  http://polywww.in2p3.fr/actualites/congres/ilcd2005/ 

E      GLD日本測定器研究会(仮称) 3月3日〜5日(予定) KEKにて

F      LC物理測定器合同会議 3月6日 KEKにて

G      APPI2005 3月7日〜11日

H      LCWS2005 3月18日〜22日

I      8th ACFA 7月11日頃から3.5日

J      Snowmass 8月14日〜27日

 

2.          最近の研究のトピックスより

(ア)  シミュレーションと解析

Geant4 によるシミュレーター、Jupiter、を開発し、Particle Flow Argorithm により達成可能な究極のジェットエネルギー分解能と、その劣化をもたらす要因を探ることを目指している。このことにより、測定器パラメーターの最適化を行うとともに、ビームバックグランドの影響評価にも用いたい。

 図1にJupiter による測定器構造の図を、図2にZHイベントの例を示す。 図2で実線はTPCのトラックを、点線はカロリーメータのセルの信号を表しており、同じ粒子に起因するトラックとカロリーメーターは同じ色で表示している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在のところ、理想的な場合でジェットエネルギー分解能の統計項は33% であるが、20%程度が可能なはずなので、解析コードの改良を進めている。

 

(イ)        MPGD読み出しによるTPCの研究
ILC
では約1msec長のビームパルスからの信号をTrigger Less でデータ収集するのでイオンフィードバックの少ないMPGD読み出しの開発が不可欠である。また、GLDで要求される2.5m近いロングドリフトでもDiffusionによる位置分解能の低下の少ないガスの選定も重要である。
 そのため、TPCグループは春に行ったビームテストに引き続き、GEMを使った宇宙線によるテストを12月始めにドイツグループと共同で開始した。図3に示すような、GEMによる宇宙線信号が得られるようになった。性能の理解などを今後進めていく。