Support tubeの振動解析(1):山岡氏より、 (トラペン,tif 12ページ, 512kB, または、 pdf 12ページ, 395kB)support tubeのたわみについて、タ ングステンのヤング率(4.14x10^4 kg/mm^2)と密度(19.3)に正しい値を用いた 計算結果が報告された。この変更にともない中心より2mから6mまでのタングステ ン部分の重さが20tonになった。この自重に加えてQC1など5tonを荷重してみる と、中心部での変位は0.1mm程度となった。support tubeの両端はそれぞれ2点支 持である。このsupport tubeの1次(上下振動)固有振動数は61.7Hz、2次(水平 振動)、3次(上下のπモード振動)はそれぞれ61.8Hz、70Hzであった。1次の 共振点で1Gの振動を加えると、中心での最大振幅は1.3mm程度である。地盤振動 の大きさは筑波実験室の測定結果によると、0.3mHzで3μm、100mHzで1μm、1Hz で10nm、3Hzで5nm程度である。また、これらの地盤振動に対しての応答係数は 10^{ー10}程度であると思われる。したがって、support tubeの両端が『地盤』に 対してしっかりと固定されていればsupport tubeの振動は無視することができる ほど小さい。
次に、中心部のCFRP tubeがないタングステン部分のみの片持ちsupportについて 同様にたわみと固有振動数を計算してみた。たわみは0.1mmと同じような結果と なった。また、1次、2次、3次固有振動数はそれぞれ61.8Hz,61.9Hz,153Hzとなっ た。これは簡単な手計算の値(0.09mm,60.8Hz)とよく一致した。地盤振動に対 しての応答係数はまだ計算していない。
support tubeについてのこれまでの検討結果を7/19ー7/22のISG4 meetingに発表 することとなった。ISG4のmain会場は研究本館1階の情報資料室会議室で、IR関 係のWG6のmeetingは7/19、20、22は3号館4階425号室、7/21は3号館3階325号室で 行われる。
詳しいスケジュールは7/19に決まるのでemailで連絡します。また、7/21(水)に はバンケットが山水亭で行われます。これは参加費無料ですのでぜひ参加してくだ さい。
今後の検討課題は、
QC1、compensation magnetの磁場分布。宮本氏によりそのmapping dataとGEANT用 のsubroutineが作られた。JIMでこの影響をsimulationできるようになった。
次回のmeetingは、8月25日(水)、午後1時30分、3号館4階425号室です。
文責、田内。