JLC-CDC 4.6mテストチェンバーによる Cosmic Ray Test
目的
JLC-CDC に要求されている位置分解能が4.6mの chamber で達成できる
のかどうか, これを4.6mの Test Chamber を用いて, 宇宙線で位置分解能
(Wireに垂直な方向)を調べる。
実験装置
- テストチェンバー
60(cm)*60(cm)*460(cm)の大きさのテストチェンバー.
ワイヤーサグの測定のため、ワイヤー方向を軸として90度回転
させることができる。また、同じくワイヤーサグ測定のため、
垂直方向と水平方向にCCDカメラが取り付けてある。
- テストチェンバーのセル構造
金メッキアルミニウム製のフィールドワイヤー936本と,
金メッキタングステン製のセンスワイヤー55本で構成された
セルを持つ。セルの内部電場が 1.0(kV/cm) に保たれるように
計算された H.V. が各ワイヤーにかけられる。
- 張力測定系
重力Sag, 静電Sag を計算する為には, それぞれの wire の
tension を正確に測定する必要がある。そこで, 図
の様な測定系を組んで wire に交流電流を流し, その周波数を変化させ,
wire の共振周波数を測定することによりtension を測定する。
- 宇宙線テストセットアップ
宇宙線テストのセットアップは図
のようになる。
チェンバーの上下に置かれたシンチレーションカウンターを
宇宙線が通過した時の同期信号をデータ収集系のトリガー信号として測定を行う。
測定結果
1)ワイヤー張力の測定結果
2)宇宙線テストの結果
資料
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kurihara@jlcux1.kek.jp March 14, 1995