2014, 2/19のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:2月19日、水曜日、午後3時より
場所:1号館1階談話室1
出席者:濱西(横国大)、Vincent、田内(KEK)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

進捗状況、Vincent

Ortec-575(シェイピングアンプ)の試験結果そして、最初のAPD試験の状況を報告した。Ortec-575のCalibrationの方法(本モジュールの入出力仕様に従った方法の確認、MCAの仕様も含めて)などについて議論を行った。

TPCFE(ASIC)フロントエンドエレクトロニクスシミュレーション、田内

LTspiceを用いて、ASICチップのTPCFEのシミュレーションの中間結果を行った。そのまとめをelog(http://zenon.kek.jp/Electronics/73) にuploadした。次のフロントエンドの回路とボード設計での主な変更点は、IBIAS電流値とVref電圧値の正しい設定、バッファーアンプ出力に50Ω抵抗を直列に入れること、バッファーアンプとして使用しているオペアンプの最大出力電流値(20mA)とインピーダンス50Ωを考慮してゲイン調整を行ったことなど。ゲイン調整として、電源値を±1.25Vから±2.5Vとし、オペアンプのゲインを20倍から10倍に変更した。

また、FR4ボードで発振が見られなかったのはIBIAS電流値の設定値によるものとシミュレーションから予想される。実際にこのボード上のIBIAS電流調整用の可変抵抗値は最大となっていた(LTCCボードでは可変抵抗の出荷時のその中間に設定されているものと思われる)。IBIASが小さくなるとゲインが小さくなるが発振も起きなくなることがシミュレーションで示された。

XEMIS2( small animal PET ) simulation, 濱西

GATE等のsimulationのために、KEKのデスクトップPCのハードディスク(1TB) の増設を午後に行う。

次回の定例会議は2/26(水)13:30- , 1号館談話室 1。

以上。