2011, 7/28のLXeTPC (TXePET) 打ち合わせのメモ原稿

日時:7月28日、木曜日、午後5時30分より
場所:開発棟実験室
出席者:高木(横浜国大)、三原、笠見、田内(KEK)

以下、メモ(敬称略)です。ここで、Q(質問)、A(答え)、C(コメント)です。

実験進捗状況、田内

シールドボックス(Electronics 59)などの静電シールドの効果を測定し、その結果を電子ログ(Electronics 60)に載せた。新しいマザーボード(Electronics 58))には、2SK152の新と旧ドータカードをそれぞれ4と5枚取付けた。その中で9番目のものは8番目すなわちPAD15,16のもののシールド用のダミーカードである。シールドボックスの有無、ダミーカードの有無の4通りの条件でテストパルス(50Hz, 矩形波, 0.05V , 31dB attenuator)の8番ドーターカードの出力をオシロスコープで観測した。それぞれのシールド効果を確認した。特に、50Hzノイズはシールドボックスにより無くすことが出来た。また、TPC anode HVの印加によって誘起されるノイズの大きさも小さくすることができた。

議論の末、chamberを常温に戻すのは全所停電の前の週の8/11-12に行うことに決めた。次の実験時には、(1)新マザーボードとシールドボックスの設置と(2)PMT1(up)を新タイプのものに交換することを行う予定である(三原,笠見)。

収集したデータはPSDによるγ線とα線を分離し、それぞれ別々に解析を進めている。

C 笠見 : シールドボックスを取付けるとき、TPC用の設置棒などの変更が必要かもしれない。
7/16(土)午前8時〜9時にCAMACクレート電源が故障した。原因は実験室のエアコンを止めたため室温が上昇し、クレート内の温度が高くなり、CAMAC-FAN-IN/OUTモジュールの電解コンデンサがパンクしたことであった。電源故障の症状は負DC電源は正常で正DC電源の出力がないことであった。このモジュールを交換して、7/22の午前10時30分頃に復帰した(高木)。このことにより、実験中エアコンを常時ONにすることにした。

7/28 午前1時〜2時の間で、PMT1のHVがトリップした。その朝、循環ポンプが止まっていた(笠見)。7/28 午前9時ころに復帰した。

C 笠見 : これまで同様に、一日に一回、冷凍機のヘッドを暖めないと循環がうまくいかない。
C 三原:別のセットアップでの熱交換器の真空断熱化は8月中に行う予定である。試験はその後になる。

OpenIt セミナーでのプレトークとASICチップの試験予定、高木

7/29のOpenIt セミナーでトーク『トランジスタの低温測定とTPC-FE』の事前チェックを行った。ここでの議論を踏まえて修正したスライドを電子ログ(Electronics 61)にアップロードした。

今後の予定は8月初旬にテストボードが入荷しASICチップの試験準備を開始する。ASICチップ(TPCFE09)は実装済のもの3個が入荷している。8月中のその他の予定は、8/1-5 ASICセミナー、8/10-12 サマーチャレンジリハーサル、8/19-27 サマーチャレンジ、 8/29-9/2 ASICセミナーとなっている。

その他

次回の定例会議は、8/4(木曜日)の午前10時30分からの予定です。

以上。