2009年9月15日重点レビュー・液体キセノンTPC報告時の議事メモ
敬称略; Q : 質問、A : 返事、C : コメント
- C : 道家さんのゴールデン則はベーキング後のもので、ベーキンブ無しでは10Pa程度(宮島)
("Less than 1 Pa overnight", 道家先生のゴールデン則 -> 10Pa for us)
- Q : 低い温度でもベーキングができないか(宮島)
- A : 前回の実験で、1気圧キセノンガスをヒーターで暖めて行った。温度は40℃程度であった。PMTの動作補償温度の上限は60℃であるが、これより低い温度で故障したことがあった。
- C : ガス放出速度算出の部分で S (実効排気速度)は介在しない。封じきりなのでQ=aV (高力)
- A : そうでした。書き直しました。
- C : α線による電場依存性の測定には不純物による減衰効果とドリフト時間の電場依存性も含まれる(丸山)
- Q : α線のPMT2シグナル分布 - おかしい?(吉村)
- A : PMT2は、5/28に突然ゲインが1/8.2になり、7/28に突然回復した前歴がある。
- Q : 純化の高速化をはかること、具体的に示すこと(多数)
- A : コンプレッサーですぐに倍増できる(春山)
液体窒素も使用した冷却方法 - ただマンパワーが必要(春山)
液体精製循環システムも考えられるが、課題もある(春山)
- C : 純化プロセスは排気中にQmassをモニターして分かるのではないか(高力)
- Q : リークはQmassで見えないか(高力)
- Q : 電場を3KV以上にして電荷シグナルの飽和を見てほしい。(宮島)
- A : 現在、2.5kV以上で放電が起きている。原因を調査したい。
- Q : 次の5cmドリフトTPC 試験で16ch を読み出せないか、4x4pad配列で宇宙線の天頂角分布がもっとよく測定できる(幅)
- A : 16ch分のエレクトロニクスがない。
新たに必要なものは;
- pre-amp - A250 x 12
- shaping amp - 例えば、clear pulse 20ch 4460, 4ch 4066-4A型
- FADC用のclock generator 10 - 30MHz
- その他
- C : それらを購入してもよいと思う。(幅)
- Q : ASIC ENCはFWHMでの値くらいを目標にしてほしい、すなわち、現在の1/2.35(宮島)
- A : 可能性を調べてみる(シミュレーションなどできるか?)
- Q : Qmassの結果を示し欲しい(幅)
- Q : マイルストーンを示してほしい(幅、ほか)
- A : 今年度秋以降
- 5cmドリフトのTPC基本性能, 2009年12月末まで
- 精製循環速度の倍増
- グリッド(0.5mm gapのメッシュ)
- pad 4ch以上、手持ちのFADCでは16ch digitizeできる
- アウトガスの少ないケーブル使用
- JFET, feedback C/R のPCボードへの実装
- クロストーク:フィードスルーでの電荷とPMYシグナルの分離 - 別のフランジ
- mmスケールのpadで位置分解能の測定を行う, 2010年3月末まで
- 新しい真空容器
- PMT4本使用 - 2 x 2のマトリックス配置 - 液中に設置
- 128ch程度の読み出し - ALTRO systemをLC-TPCグループより借りる
- エンドプレートで液体キセノンと真空を分離
低温試験、リーク、アウトガス
- シグナルは30cm程度の長さのカプトンケーブルで読み出す
- カプトンケーブルのフィードスルー
- ピュリティモニター ソースタイプ
- ガラスガラスデュワーシステムで独立に冷却
- 電荷シグナルの基礎データ
- 電場依存性、recombination, attenuation, relation to scintillation light yield
- シンチレーション光用の石英窓とフィールドケージ
- 可能性の検討 -> 科研費申請?