1999/11/25    Gimp-1.1.11, A Further Minor Update

一昨日の、Gimp Package であるが、 gdyntext のパッチがまだ不完全である事(ダイアログでは日本語が 表示されるが、肝心のキャンバスで日本語が表示されない)を、 紅眠さんの所 で指摘して頂いた。 私のフォントの設定では偶然、問題が無かっただけ。全く面目無い。 キャンバスでフォントセットを使うかフォントを使うかの判断は、 最初にマッチしたフォントが2バイトか1バイトかで行われるので、 例えば、英語、日本語とも可変幅(p)、あるいはともに固定幅(c) とかになっていると、次のフィールドであるレジストリーで 順番が決ってしまうので、iso8859 が jisx0208.1983 より先に 来てしまう。英語を可変(p)、日本語を固定(c)にしておくと c が p より先に来てめでたしめでたしとなるわけである。 これが、 榎田さんの方法 である。

この問題を回避するには、紅眠さんが指摘されているように、 日本語を含むフォントファミリーが指定された場合、 text_tool の呼出時にレジストリーを jisx0208.1983 に指定すれば良い。 これを gdyntext.c の中でするように パッチ を改良した。判定法は、例によってフォントファミリーが jisx0208.1983 を 含むかどうかで行う。

すでに持って行かれた方にはまことに申し訳ないが、 新しいものをダウンロードしなおすか、 もう一度全部ダウンロードするのが大変な場合は、 その部分のみのターボール をダウンロードして下さい。
パッチはルートで上書き展開。

# tar -zxvf gimp-1.1.11-gdyntext-patch.tar.gz -C /

ちゃんと入れ直したい場合には、 作り直した gimp-1.1.11-1c シリーズ

gimp-1.1.11-1c.ppc.rpm
gimp-devel-1.1.11-1c.ppc.rpm
gimp-perl-1.1.11-1c.ppc.rpm
がある。 対応するSRPMは
gimp-1.1.11-1c.src.rpm
である。また、使ったSPECは これ である。 パッチの説明については 一昨日の日記 を参照のこと。


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