1999/07/08    JDK

linuxppc-users のメーリングリストで glibc2.1 用の jdk の存在を知る。

        ftp://ftp.kddlabs.co.jp/Linux/packages/yellowdog/devel/jdk/

ここにある "README" には

"This is only a test version of JDK for Glibc 2.1. Please use it at your own risk."

とあるので、そのつもりで使う。また、jdk はフリーでないのでそのことにも注意が必要。

インストール手順は

# bunzip2 -dc jdk12_pre-v2_test.tar.bz2 | tar -xpvf - -C /opt
# cd /opt
# ln -s jdk12_pre-v2_test jdk

てな感じであるが、配布ファイルの一部のパーミッションがおかしいのでそのままでは所有者以外使えない。そこで、

# chgrp -R <group you belong to> jdk

とするか、あるいは、全 jdk ディレクトリーに関して、全てに対して、読み込み許可を出す(安全上邪道かも知れないが)。

# chmod -R a+r jdk

使う場合には、今の場合、/opt/jdk/bin をパスに加える。

$ export PATH=$PATH:/opt/jdk/bin

また、フォントがないといっぱい怒られるので、
        /usr/share/fonts/default/Type1 
をフォントパスに加える。

$ xset fp+ /usr/share/fonts/default/Type1

日本語が使いたければ、ja ロケール用のフォントプロパティーファイルを用意する。

# cp -p font.properties.ja /opt/jdk/jre/lib/

glibc2.1 のマルチバイトロケールサポートのおかげで、R4 の時のような、LD_PRELOAD の小細工をすることなく、日本語が使える。
例えば、

$ LANG=ja_JP appletviewer foobar.html

などとすると幸せになれる。

ただし、スピードは異様に遅い。全く JIT が効いていないように思える。しかし、java のプログラムがテストできるだけ有り難いと思って我慢する。
 


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